マドンナが7年ぶり監督 戦争孤児だった黒人バレリーナの半生を映画化

歌手のマドンナが2011年の『ウォリスとエドワード 英国王冠をかけた恋』以来、7年ぶりにメガホンを取ることになった。シエラレオネの戦争孤児から世界的に有名なバレリーナになったミケーラ・デプリンスの半生を映画化するという。PeopleやDeadlineなどの海外メディアが伝えた。
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マドンナの3度目の監督作となる『Taking Flight(原題)』。故郷シエラレオネの内戦で父を殺され、病気で母を失い戦争孤児になったミケーラが、アメリカ人家庭の養女になり、逆境や差別と闘いながら世界的バレリーナになるまでの軌跡を描く。
『Taking Flight(原題)』は、ミケーラが養母エレーン・デプリンスと共に執筆した回顧録『夢へ翔けて:戦争孤児から世界的バレリーナへ』の原題から取られている。この原作をベースに、海外ドラマ『フアン家のアメリカ開拓記』のカミラ・ブラケットが脚本を執筆する。
ミケーラを演じる女優は未定。マドンナは声明の中で「逆境を理解するアーティスト、そして活動家として、ミケーラの歩みに深く共鳴しました。ミケーラに、共に育った孤児の声になってもらう、またとない機会です。彼女の物語に命を吹き込むことができて光栄です」とコメントしている。