井浦新、成田凌と10日間同棲「一線越えているところもたくさん」

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俳優の井浦新が20日、「島ぜんぶでおーきな祭 第10回沖縄国際映画祭」概要発表会見に出席。主演映画『ニワトリ★スター』の撮影前に、役作りの一環で共演者の成田凌と10日間の共同生活を送ったと明かし、「一線越えているところもたくさんあった」と冗談めかして語った。
【写真】「島ぜんぶでおーきな祭 第10回沖縄国際映画祭」概要発表会見の様子
同映画祭は、春の沖縄を代表する総合エンタテインメントの祭典。今回は10回目という節目の開催となり、映画や音楽、ダンス、お笑い、ファッション、アート、スポーツなど多岐に渡った催しとなっている。
特別上映作品『ニワトリ★スター』で主演をつとめる井浦は、「世の中のタブーに真っ向勝負しています。コンプライアンス的なところも一切関係なく、映画らしい映画を、(かなた狼)監督が情熱を込めて作ってくれました。目をそむけたくなるシーンが押し寄せてくる、見届けた先に小さな希望や愛が必ず残る作品です」と本作をアピール。
初めてメガホンを取ったかなた監督とは旧知の仲で、映画出演を約10年前から約束していたという。「監督のこだわりで、最初の10日間は撮影しないで、あるアパートで成田凌と僕と2人だけで共同生活をしました」と明かし、その間は「一線越えているところもたくさんありました」と冗談めかして語った。
井浦らの役は関西弁ということで、アパートのある大阪に入った瞬間から“標準語禁止”。「常に関西弁で、分からなくてもしゃべり続けました。役柄としてもズブズブでダメな2人なので、感動的な何かに向かっていこうという感じでもなく、2人でどうしようもない日々を過ごして、そのまま撮影に入りました」と回想。
一方、ガレッジセールのゴリは、本名・照屋年之で監督・脚本を務めた映画『洗骨』に関して「沖縄は昔、亡くなったら遺体を棺桶に入れて、何年も寝かせてミイラ化した遺体をまた棺桶から出して、水で骨を一本一本手洗いする洗骨という風習がある。沖縄の粟国島ではまだやっている地域があって、それにびっくりして。祖先のおかげで自分の命がバトンタッチされているんだという思いの強さに感銘を受けました」と製作に至った由来を語った。
撮影時は、主演の奥田瑛二に「何やってもカッコいいから『すみません、(演じる際に)“奥田瑛二”をなくしてもらっていいですか』と言いました」と述懐。すると奥田に「誰に向かって言ってるんだ」とすごまれて「一瞬ビビった。ヒザが震えました」と笑っていた。
本会見には、井浦やガレッジセールの他、岡崎朋美、島袋寛子、前川真悟(かりゆし58)、宮川大輔、NON STYLE、鉄拳、シソンヌ・じろう、ブラックマヨネーズ・小杉竜一、野性爆弾・くっきー、ガンバレルーヤ・よしこ、沖縄41市町村全力応援芸人の5名などが出席した。
「島ぜんぶでおーきな祭 第10回沖縄国際映画祭」は、4月19日から22日まで沖縄県・那覇市、波の上うみそら公園ほかで開催。