地方disマンガ『翔んで埼玉』、二階堂ふみ×GACKTで実写映画化

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魔夜峰央の伝説的マンガ『翔んで埼玉』が、二階堂ふみとGACKTのダブル主演で実写化されることが決まった。二階堂は、GACKT演じる謎の転校生・麗に恋心を抱く美少年・百美を演じる。また、大都会東京から虐げられた埼玉が自由を求めて戦う原作の設定に、新たに“千葉”という対抗組織も登場することが発表された。
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原作は、『パタリロ!』などで知られる魔夜が埼玉に住んでいた1980年代に、東京コンプレックスを描いたギャグマンガ。30年の時を経て漫画レビューサイト『このマンガがすごい!WEB』で取り上げられ、「埼玉県民にはそこらへんの草でも食わせておけ」といった過激なネタが地方ディスマンガの先駆けとして話題を呼び、2015年に復活。今回の実写映画化にまで至った。
映画化に際し、女性に変える予定だった美少年・百美のオファーを受けた二階堂は「これ、私が男性の役をそのまま演じたほうが面白くないですか?」と提案し、原作の通り男性キャラクターを演じることに。二階堂は「埼玉のプライドをかけた戦い、そしてそこから生まれる純愛ボーイズラブ。どのような作品になるかは全く想像できませんが、精一杯真面目にふざけられたらと思います!」とメッセージを寄せた。
一方、謎の転校生・麗に扮するGACKTについて、魔夜は「お名前が上がった時、そこにいた一同全員がのけぞり次の瞬間、ありか、と頷いたものです。願ってもないキャスティングですが、この役がGACKTさんの人生の汚点にならないことを祈っております」とコメント。
本人も「このオファーがあった時は、『設定に無理があるんじゃないかな?』とは思ったんですけれども、ずっと以前から魔夜先生の作品のファンだっていうことから」オファーを受けたと告白。「正直なところ、『ボクの歳で高校生ってどうなのか?』という気持ちは未だに払拭できてはいないんですが、この漫画自体がかなり無理のある設定の漫画ですので、無理がもう一つぐらい増えても問題ないかなとは思っています」と割り切った胸中を明かした。
二階堂とGACKTはバラエティでの共演はあるものの、本格的な演技での共演は本作が初。既に3月21日にご当地・埼玉でクランクインしているというが、その他のキャストは未発表。
映画『翔んで埼玉』は、2019年全国公開。