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双子の精神科分析医と禁断の関係に…フランソワ・オゾン最新作が公開

映画

映画『2重螺旋の恋人』シーン写真
映画『2重螺旋の恋人』シーン写真(C)2017 ‐ MANDARIN PRODUCTION ‐ FOZ ‐ MARS FILMS ‐ FILMS DISTRIBUTION ‐ FRANCE 2 CINEMA ‐ SCOPE PICTURES / JEAN‐CLAUDE MOIREAU

 フランスを代表する映像作家フランソワ・オゾン監督の最新作『2重螺旋の恋人』が、8月4日より日本公開することが決定し、場面写真が解禁された。また、オゾン監督が「フランス映画祭2018」に合わせて来日することも明らかになった。

【写真】『2重螺旋の恋人』フォトギャラリー

 本作は『スイミングプール』『8人の女たち』などのサイコスリラーの名手として知られるオゾン監督が、米国の女性作家ジョイス・キャロル・オーツの双子をテーマとした短編小説を大胆に翻案し、4年の構想期間を経て放つ心理サスペンス劇。主人公クロエが、容姿は同じで中身は正反対の双子の精神科分析医、ポールとルイとの禁断の関係にのめり込んでいく姿を、鮮烈かつ官能的に描き出す。

 クロエを演じるのは『17歳』で売春に手を染める名門女子高生を演じてカンヌを騒然とさせたマリーヌ・ヴァクト。そのクロエと心理的にも肉体的にも激しい駆け引きを演じる双子の精神分析医を『しあわせの雨傘』『最後のマイ・ウェイ』のジェレミー・レニエが演じる。また、ポールとルイの過去に関わる重要な役どころで、『映画に愛をこめて アメリカの夜』の名女優ジャクリーン・ビセットが出演する。

 オゾン監督は本作について「この短編を読み、双子についてリサーチをしている中で、これまでに見たことのない幻想的で恐ろしい現実に思いめぐらせ、映画化がひらめいた」と語っている。解禁された場面写真には、クロエがポールやルイと一緒にいる姿が収められているが、彼らの関係はどうなっていくのか。

 本作は、日仏交流160周年を迎え13年ぶりに横浜で開催される「フランス映画祭2018」で上映される。同映画祭に合わせて、オゾン監督が来日することも決定した。

 映画『2重螺旋の恋人』は8月4日より全国公開。

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