“新・東映やくざ映画の金字塔”『孤狼の血』続編決定!シリーズ化へ

役所広司、松坂桃李が共演する現在公開中の映画『孤狼の血』の続編が製作されることが決定。現在、スタッフ・キャストの調整に入っていることが明らかになった。主演の役所は「続編は、第一作を遥かに超えるいい作品を期待しています」とコメントしている。
【写真】『孤狼の血』場面写真
映画『孤狼の血』は、広島の架空都市・呉原を舞台に、暴力団の抗争と捜査に奔走する警察の姿を過激なバイオレンス描写で描いた衝撃作。ヤクザ映画の傑作「仁義なき戦い」シリーズを手掛けた東映が、再びヤクザ映画を製作したことで製作段階から大きな注目を集め、映画の公開直後もファンの間で続編を望む声が上がっていた。
続編のベースになるのは、柚月裕子の小説『孤狼の血』の続編でもある『凶犬の眼』。スタッフとキャストは調整中だが、東映は映画『孤狼の血』チームの続投を熱望している。
第一弾の公開から間もない段階での続編製作決定に役所は「今後、色んな監督、脚本家、俳優たちがこのジャンルの映画で魅力が発揮される時代が来ると日本映画に活気が出るのではないでしょうか?」と期待を込めた。さらに原作者の柚月は「続編は望外の喜びです」と語ると続けて「あの狂熱と恍惚を、再び期待しております」とエールを送っている。