ハン・ソロ役オールデンをハワード監督「感服しっぱなし」とべた褒め

関連 :
俳優のオールデン・エアエンライクらが11日、都内で行われた『スター・ウォーズ』シリーズ最新作『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』来日記者会見に出席した。ハン・ソロを演じたオールデンは「これだけ多くの人々に愛されているキャラクターに関われるのは本当に光栄」と笑顔で明かした。
【写真】『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』来日記者会見フォトギャラリー
シリーズ屈指の人気を誇るハン・ソロが、いかにして生涯の相棒チューバッカと出会い、愛すべき悪党となったのかを描く本作。今回、初来日となる主演のオールデンに加え、ロン・ハワード監督、チューバッカが登場し、吹き替え版でカメオ声優として出演した市川海老蔵も応援に駆け付けた。
ハリソン・フォードから大役を引き継ぎ、直々にお墨付きをもらったというオールデン。ハリソンのプライベートジェット機の格納庫で話したそうで、「とても応援してくれたし、作品を見たハリソンはとても気に入ってくれた。いろいろ教えられたけど、内容に関しては口外するなと言われたよ」とニッコリ笑う。
オールデンは3000人ものオーディションを勝ち抜いてハン・ソロの座を射止めたが、「挑戦できて楽しかった。プレッシャーはあったけど、どの作品でもあるし、自分としては見る人に楽しんでもらえるよう、与えられた自分の役割を集中してやるだけ。最善を尽くした」とやりきった様子だ。
今作はCGが少ないのが特徴だそうで、通常グリーンスクリーンを使うミレニアム・ファルコン号を飛ばす場面でも、同機の前にスクリーンで宇宙の映像を投影して撮影していたという。「まるでディズニーランドのアトラクションで冒険に出てるみたいだったよ」と興奮気味に振り返っていた。
そんなオールデンについてハワード監督は、「ベテランの僕から見ても、オールデンとの仕事には1日目から感服しっぱなしだった。『スター・ウォーズ』は複数のキャラクターがメインで描かれることが多いけど、今回はハン・ソロ、一人にかかっている。彼は素晴らしいプロフェショナルリズムで見事、挑戦していた。才能はもちろんのこと、彼の人間性に対してリスペクトと感謝の念を感じている」とべた褒めだった。
『スター・ウォーズ』は黒澤明監督の影響を受けていると言われている。ジョージ・ルーカス監督とともに黒澤監督と食事をしたことがあるというハワード監督は、「今作では、黒沢監督からのアドバイスがとても役に立った。感謝しています」とメッセージを寄せていた。
映画『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』は6月29日より全国公開。