村上虹郎がモノクロームで静かに狂う 映画『銃』特報解禁

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俳優の村上虹郎が主演を務める映画『銃』の特報が解禁された。村上演じる主人公が偶然拾った銃の魅力に取りつかれていく様や、広瀬アリス扮するヒロイン、リリー・フランキーが演じる刑事の姿などがモノクロームで収められている。
【写真】ジャルジャル後藤、新垣里沙らの姿も『銃』新場面写真ギャラリー
本作は、今年映画化された『去年の冬、きみと別れ』の原作者として知られる芥川賞作家・中村文則のデビュー作を実写化したもの。河原で偶然に銃を拾った大学生の西川トオル(村上)が、銃に魅了され、次第に精神が追い詰められていく様を、緊張感あふれる映像で描き出す。
解禁となった特報には、銃を拾い、その魅力に取り憑かれてしまうトオルの衝動が、美しくも危ういモノクロームと鮮烈な赤色の文字を用いた映像で描かれている。途中には「人間の理性が崩壊する」という衝撃のコピーが展開され、人の欲望・本能・闇に迫る物語の一端も垣間見える仕上がりに。また、ヒロインのヨシカワユウコ(広瀬)や、トオルを追いつめる刑事(リリー)の姿も確認できる。
新たに解禁された場面写真には、街角で佇み、警察と握手し、道路を駆け抜けるトオルの姿が。ほかにも、幼い少年と向かい合うトオルの横顔や、リリー扮する刑事と並んで歩くシーンなどが捉えられている。
共演に、日南響子、新垣里沙、岡山天音、ジャルジャルの後藤淳平らを迎える本作。中村自身が“偏愛している”という原作を、重鎮・奥山和由プロデューサーによる企画・製作のもと、武正晴監督がメガホンを取って映画化する。
映画『銃』は、11月17日より全国公開。