大好きな『スター・トレック』と共に旅する『500ページの夢の束』特別映像
女優のダコタ・ファニングが主演を務める映画『500ページの夢の束』から、ダコタ演じる自閉症の少女が、自身の溺愛する『スター・トレック』とともに、目的地のハリウッドを目指す旅路を捉えた特別映像が解禁された。
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本作は、映画『JUNO/ジュノ』『マイレージ、マイライフ』を手掛けたダニエル・ダビッキと、映画『マネーモンスター』のララ・アラメディンがプロデューサーを務めるハートフル・ストーリー。
コミュニケーションが苦手なウェンディ(ダコタ)は、ある事情から唯一の肉親である姉と離れ、大好きな『スター・トレック』のオリジナル脚本を書きつつ施設で過ごしていた。ある日、ウェンディは同作の脚本コンテストがハリウッドで開催されると知り、大切な“ある願い”を込めて500ページの渾身作を書き上げるも、郵送ではもはや締切に間に合わないことを知る。そこでウェンディは、愛犬ピートと共に、施設を抜け出して数百キロ離れたハリウッドへと旅に出る。
特別映像では、慣れない旅に振り回される自分自身を落ち着かせるべく、ウェンディが「そのまま待機(Please Stand By)」と呟く様子をピックアップ。ウェンディの支えとなったこの言葉は、宇宙船の乗組員に対する指示として『スター・トレック』でよく使われる言葉であり、また本作の原題にもなっているセリフだ。
また、警察官と『スター・トレック』に登場する架空の言語・クリンゴン語で会話するウェンディの姿や、真剣な表情のウェンディが「夜も昼も考え続けたの! 伝えたい物語があるから!」と男性に詰め寄る場面に続き、映像の最後にはウェンディの「長寿と繁栄を」というナレーションも登場。これは『スター・トレック』に登場するバルカン人の挨拶であり、ウェンディがポスタービジュアルで披露している、片手を上げて人差し指と中指、薬指と小指を付けたポーズとともに口にするフレーズ。この手の形はツイッターの絵文字にもなっているほど、ファンにはおなじみのワードだ。
こうした『スター・トレック』の名セリフたちに幾度となく救われ、勇気づけられながら、勇敢に目の前を突き進むウェンディの姿に、“溺愛するもの”“大切なもの”がある全ての人が共感を覚えるはずだ。
映画『500ページの夢の束』は9月7日より全国公開。