松田龍平「将棋愛にあふれた、かっこいい映画」 主演作をひふみんも絶賛

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俳優の松田龍平が、27日に都内で開催された映画『泣き虫しょったんの奇跡』公開直前試写会に出席した。松田は「将棋愛にあふれた、かっこいい映画になったと思います」と作品の仕上がりに手ごたえをのぞかせ、サプライズで登場した加藤一二三による激賞に笑顔を見せた。
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本作は、将棋一筋で生きてきた“しょったん”こと瀬川晶司(松田)が、年齢制限による奨励会退会後、父の死を経てから再びプロ棋士を目指す姿を描く。当日は、永山絢斗、渋川清彦、駒木根隆介、新井浩文、早乙女太一、豊田利晃監督、瀬川晶司五段(原作者)、佐藤天彦名人も登壇した。
袴姿で登場した松田は、晶司が暮らすアパートでの撮影秘話を聞かれると「あのシーンは、しょったんが将棋を唯一忘れられる時間で、僕も普通に楽しんじゃいました」と回想。「監督がたまに、台本にないせりふをこっそり足して、本番でいきなり誰かが言ってくるみたいな。それをアドリブでリアクションするみたいな。それが楽しかった」と振り返った。
これを聞いた豊田監督は、松田に向かって「テンション低い」と発言。照れ笑いを見せた松田は「私事ですけど、1時間しか寝ないで(来た)」と明かし、観客から心配するような反応が起こると「ああ、大丈夫です」と続けて会場を沸かせた。
当日はサプライズゲストとして、“ひふみん”の愛称で知られる加藤一二三(九段)も登場。松田に花束を贈呈した加藤は「本当に素晴らしい映画で感動いたしました。小学校に入ってからの担任の先生とのやり取りとか、全てずっとですね、ある意味、まあ私の人生に共通している点が多々ありましてですね、素晴らしい映画。感動しております~」と本作を絶賛した。
思わぬ贈り物に白い歯を見せた松田は「本当に将棋愛にあふれた、かっこいい映画になったと思います。温かい気持ちになって、帰ってもらえたらうれしいです」と話していた。
映画『泣き虫しょったんの奇跡』は9月7日より全国公開。