ルールを破った子どもに“何か”が急接近『クワイエット・プレイス』本編

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2018年度のオリジナル作品全米No.1大ヒットとなっている映画『クワイエット・プレイス』から、“音を立ててはいけない世界”のルールを破った子どもを想像を絶する恐怖が襲う様子を描いた本編映像が公開された。
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本作は、音に反応し人間を襲う“何か”の脅威によって人類が滅亡の危機に瀕した世界を舞台に、生き残りをかけるエヴリンとリーの一家の姿を描いたサバイバルホラー。「絶対に音を立ててはいけない世界」というオリジナリティ溢れる設定や、「ポップコーンを食べる音さえちゅうちょするような静まり返った劇場」という、“呼吸の音さえ恐怖に変わる”劇場体験に対し、スティーヴン・キングら著名人がSNS上に絶賛コメントを投稿するなど、社会現象に近い口コミが話題を呼んでいる。
エヴリン役を演じるのは、映画『オール・ユー・ニード・イズ・キル』のエミリー・ブラント。実生活でもエミリーの夫であるジョン・クラシンスキーがリー役に加え、本作の監督・脚本も兼任している。
公開された本編映像では、無言を保った一家が砂の敷かれた橋の上を音も立てずに渡っている最中、子どもの持っていたおもちゃが突然音を発してしまう様をピックアップ。恐怖の表情を浮かべ、両手で口を押えるエヴリンを尻目に、リーは鬼気迫る形相で子ども目がけて走り出すが、“何か”も無邪気な子どもを狙って急接近。リーたちに降りかかる絶体絶命の危機に緊張感が最高潮に達するシーンとなっている。
この一家が抱える恐怖について、2児の父親でもあるクラシンスキ―は「この世界では、一歩踏み間違えるだけで愛する人を失いかねない。普通の生活では、自分の子どもを幸せに健康に育てるといったことを考えることが大部分ではあるが、この悪夢のような世界では、親であることのストレスは1万倍くらいになると思うよ(笑)」とコメント。
続けて、「エミリーと一緒に場面を想像してみて、彼女が『すごく怖い、そんな場面は考えたくもない』と言ったら、ぼくは言うんだ。『じゃあ脚本に入れよう』って」と、妻であり母でもあるブラントとも協力し合い、本作の恐怖を作り上げたことも告白している。なお、映画の完成までに全力を注いだクラシンスキーは、この映画がうまくいかなければ引退すらも考えたそうだ。
映画『クワイエット・プレイス』は9月28日より全国公開。