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“姿の見えない”存在の描き方『エンジェル、見えない恋人』メイキング公開

映画

映画『エンジェル、見えない恋人』メインカット
映画『エンジェル、見えない恋人』メインカット(C)2016 Mon Ange,All Rights Reserved.

 映画『神様メール』『ミスター・ノーバディ』のジャコ・ヴァン・ドルマル監督が製作総指揮を執る映画『エンジェル、見えない恋人』から、“姿の見えない”主人公のエンジェルをリアルに撮影するための特殊効果や撮影方法を盛り込んだメイキング映像が解禁された。

【写真】映画『エンジェル、見えない恋人』場面写真

 本作は、目に見えない存在として生まれた少年“エンジェル”と盲目の少女“マドレーヌ”が織り成す、とびきりピュアで切ない恋の物語。声と匂い、気配や息遣い、体が触れ合った感触、そして相手への想いが凝縮されたシンプルな言葉で、互いの存在を求め合う二人。やがて、マドレーヌは「あなたの姿が見たい」と目の手術を決心する。一方エンジェルは、自身の秘密を告白すべきか、独り思い悩んでしまう。

 公開されたメイキング映像では、特殊効果を担当したウィリー・ル・ブレイとマルク・ヘリシェールが本作で採用した手法を説明。

 マークは「最も厄介なのは実写とCGを連動させる表現だ。全部CGも大変だが、元々ある物と絡む場合は複雑さが全然違う」と断言し、マドレーヌが劇場で浮いている場面を例に挙げる。この場面では、マドレーヌを下から支える椅子をうまく無くす必要があったが、彼女の衣装が透けている関係上、作業に困難が伴ったという。マークは「すごく時間を取られたよ。静止した物を消すだけならもっと簡単に済むんだけどね」と、自身の苦労を振り返った。

 また、エンジェルが洗面台の水に手を浸す場面はCGを採用しており、理想の見え方を追求するべく、洗面台、壁、歯ブラシに至るまですべてデータで再構築している。具体的には、エンジェルの手と水なしで撮影した洗面台の映像に、ひとりでに動く水を特殊効果で加えており、水分子の物理的な動きをシミュレーションしたという。エンジェルが実際にそこにいるように見せかけるべく、デジタル彫刻も利用したそうだ。

 クレフェン監督は「2人に依頼すると選択肢をいくつも提示してくれる。普通はアイデアを求めても返ってくる案は1つだから最初は戸惑った。アイデアに溢れ過ぎて絞り込むのに苦労したよ」と喜びに満ちた表情でコメント。「彼らとの共同作業は本当の意味で芸術的だった。おかげで作品が芸術的になったね」と、ウィリーとマルクが発揮した手腕を絶賛している。

 映画『エンジェル、見えない恋人』は10月13日より全国順次公開。

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