リリー、初共演の村上虹郎を絶賛「親のいいところだけもらったな」

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映画『銃』の初日舞台挨拶が17日、都内にて行われ、主演の村上虹郎、広瀬アリス、リリー・フランキーらが登壇した。村上とリリーは本作が初共演。リリーは村上について「こいつのお父ちゃん(村上淳)とは友達なんですけど、今回初めてお芝居させてもらって、本当親のいいところだけもらったなと思って。才能も性格も。短い時間だけど楽しかったですね」と絶賛していた。
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本作は、映画化もされた『去年の冬、きみと別れ』の原作者として知られる芥川賞作家・中村文則のデビュー作を実写化したもの。河原で偶然に銃を拾った大学生の西川トオル(村上)が、銃に魅了され、次第に精神が追い詰められていく様を、緊張感あふれる映像で描き出す。
中村作品の印象を問われた村上は「ニコチンとカフェイン」と一言。その心は「中村さんの作品をすべて読んでいるわけではないんですけど、主人公がよくタバコとコーヒーを狂気じみた感じで摂取することが多い印象」と語った。今回の撮影では「肉体的にも精神的にも“中村文則ワールド”のアリ地獄に引きずりこまれて、いつ抜け出せるのかと思っていました」と振り返った。
そんな村上と間近で接していた広瀬は「正直現場にいるときは怖かったです。あまり近くにいたくなかった。狂気じみていた」と明かした。そんな狂気に「飲み込まれないように、飲み込まれないように、という感じでしたね。私が引っ張られたら、この作品を誰も救えなくなってしまう」と撮影時の思いを語った。
リリーは、本作の監督やキャストを聞いた第一印象として「これは面白くなるな。こういう映画が日本で作られるのはいいな」と思ったという。そんな映画の初日舞台挨拶を盛り上げるために何かできることはないかと、事前に広瀬と話し合ったというリリー。結果「お互いどれだけ露出できるか」という結論に達したといい、広瀬はリリーから「俺は胸に穴が空いたシャツを着て行くからアリスも一緒に着て行こう」と誘われたそう。それを聞いた村上から「それ、あかんヤツやろ」とツッコまれていた。無事、広瀬もリリーも露出度の高い服を着てくることはなかった。
舞台挨拶には、日南響子、新垣里沙、岡山天音、後藤淳平(ジャルジャル)、武正晴監督、奥山和由プロデューサー、原作者・中村文則氏も登壇した。