小関裕太、『春待つ僕ら』こだわりの“オシャレじゃない”ロングヘアー

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女優の土屋太鳳が主演し、北村匠海らが共演する青春映画『春待つ僕ら』で、主人公の幼なじみ役を演じる小関裕太の“オシャレじゃない”ロングヘアーに隠された秘密が明らかとなった。
【写真】小関裕太のロングヘアーに注目『春待つ僕ら』場面写真
青春映画『ROOKIES ‐卒業‐』の平川雄一朗監督と、映画『君の膵臓をたべたい』のプロデューサーがタッグを組んだ本作は、「バスケ×友情×恋」をテーマとして紡ぎ出される青春物語。
何をするにもひとりだった“ぼっち女子”美月(土屋)の運命を変えたのは、バスケと仲間を愛する4人のバスケ男子との出会いだった。最初は「チャラい」と決めつけていた4人の、バスケへのまっすぐな思いに触れるうち、美月の中で何かが変わっていく。そして、4人の中でも一番無口な天然キャラ・永久(北村)に少しずつ惹かれていく美月。お互いが気になる存在になり始めた頃、美月の幼なじみ・亜哉(小関)が突然現れる。
亜哉は小学生の頃、公園で一人泣いていた美月を慰めてくれた幼なじみ。後に渡米したため、2人は離れ離れになってしまったが、美月は「強くてカッコよくて、いつも守ってくれるロングヘアーの“あやちゃん”」の亜哉を女の子だと勘違いし、憧れの存在として大事にしてきた。やがて、アメリカから帰国した亜哉は、誰もが憧れる高校バスケ界期待の男子選手へと成長して美月の前に登場する。
小関は亜哉というキャラクターの背景を理解した上で、「亜哉の髪が長いことには、とても大切な意味があります。だから、意味合い的にも見た目にも長い方がいいと思って、まずは髪を伸ばそうと思いました。それで地毛にエクステをつけようと考えていました」と、役作りの第一歩として髪を伸ばす決意をしたそう。
その後、小関は自身の伸ばした髪を「カッコよくてイケる」と感じたものの、平川監督から「カッコいいけど亜哉じゃない。美月への想いを背負って短くしないでいるのにオシャレ過ぎて真っすぐな想いが伝わらないから、髪を結んだ方がよいのではないか」と提案を受けたという。
小関は「凄くナチュラルにこだわりたくて、地毛を使ってウィッグを作りました。何回もテストを重ねてやっとたどり着いた、まさにいろいろな方の総力で完成しました」と亜哉の現在の髪型が完成するまで、小関だけでなく多くのスタッフがこだわりを貫いたことを振り返り、亜哉の髪型が物語においていかに重要な役割を果たすかを示唆している。
映画『春待つ僕ら』は12月14日より全国公開。