『万引き家族』がオスカー前哨戦で外国語映画賞を受賞 功労賞に宮崎駿

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現地時間9日、アカデミー賞の前哨戦となる第44回ロサンゼルス映画批評家協会賞が発表され、日本の是枝裕和監督の『万引き家族』が外国語映画賞に選ばれた。作品賞をアルフォンソ・キュアロン監督の『ROMA/ローマ』が受賞したほか、アニメーション監督の宮崎駿が功労賞を受賞した。
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是枝監督の『万引き家族』は、先ごろ発表された第76回ゴールデン・グローブ賞の外国語映画賞にノミネートされているが、今回の受賞がアカデミー賞のノミネートを後押しすることになるか、注目される。
外国語映画賞にはまた、海外ドラマ『ウォーキング・デッド』の俳優スティーヴン・ユァンが、村上春樹の小説『納屋を焼く』を映画化した『バーニング 劇場版』も選出されている。
ロサンゼルス映画批評家協会賞では、宮崎駿監督が功労賞を受賞している。
作品賞に輝いたキュアロン監督の『ROMA/ローマ』は1970年代のメキシコシティを舞台に、中流家庭の一家とその家庭に仕える家政婦の1年を描く。ベネチア国際映画祭で金獅子賞を受賞しており、Netflix作品ながらアカデミー賞作品賞にノミネートされることが有力視されている。
第44回ロサンゼルス映画批評家協会賞の授賞式は、現地時間2019年1月12日に開催される。主な受賞作品、受賞者は以下の通り。
■作品賞
『ROMA/ローマ』
■監督賞
デブラ・グラニック『Leave No Trace(原題)』
■主演男優賞
イーサン・ホーク『First Reformed(原題)』
■主演女優賞
オリヴィア・コールマン『女王陛下のお気に入り』
■助演男優賞
スティーヴン・ユァン『バーニング 劇場版』
■助演女優賞
レジーナ・キング『ビール・ストリートの恋人たち』
■脚本賞
ニコール・ホロフセナー&ジェフ・ウィッティ『Can You Ever Forgive Me?(原題)』
■撮影賞
アルフォンソ・キュアロン『ROMA/ローマ』
■外国語映画賞
『バーニング 劇場版』
『万引き家族』
■アニメ賞
『スパイダーマン:スパイダーバース』
■功労賞
宮崎駿