赤ちゃんアザラシが陸で迷子に! 民家の裏庭で発見

アザラシの赤ちゃんが、陸地で迷子になっているところを発見された。発見されたのは、英ノーフォークのテリントン・セント・クレメンツにある民家の裏庭で、海からは約6.4km離れていた。海外メディアSkyNewsが伝えた。
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アザラシの赤ちゃんを目撃し、衝撃を受けた民家の住人はRSPCA(英国動物虐待防止協会)に連絡。
Animal Collection Officerのナエミ・キルベリーは、「おそらく排水溝を通って移動し、発見された場所へと行き着いたのでしょう。排水溝には深さ5cm程度しか水がなかったので、このかわいそうなアザラシは水か食料を見つけられるかもと思い前へ前へと進んでいったのだと思います」とコメント。「この赤ちゃんアザラシが強い心と生命力を持っていたからこそ、この困難な状況を生き抜くことができたのだと思います」と加えた。
アザラシの赤ちゃんは飢餓により死に至りかねない状況だったというが、現在は回復に向かっているとのこと。回復した暁には、ノーフォーク湾へと放たれる予定だ。同協会のEast Winchセンターマネジャーのアリソン・チャールズは「アザラシは非常に強く力のある野生動物で、強く噛まれるとひどい傷になります」「発見時にはどんな状況でも距離をとることを忘れないでください」と話している。