ゴールデン・グローブ賞 最多3部門受賞『グリーンブック』予告到着

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俳優のヴィゴ・モーテンセンとオスカー俳優のマハーシャラ・アリが共演し、第76回ゴールデン・グローブ賞で作品賞・助演男優賞・脚本賞の3部門を受賞した映画『グリーンブック』から、予告編が到着。予告編は、ガサツなイタリア系用心棒と、インテリな黒人天才ピアニスト、という正反対の2人がぶつかり合いながらも強い絆で結ばれていく姿がさわやかに描かれている。
【写真】『グリーンブック』場面写真
本作は、映画『メリーに首ったけ』をはじめ、数々のコメディ映画を世に送り出してきたファレリー兄弟の兄ピーター・ファレリーが監督を務める、実話に基づく感動のヒューマンドラマ。人種も育った環境も異なる2人の男の友情を、ユーモアを交えて描く。ゴールデン・グローブ賞3部門のほか、トロント国際映画祭で観客賞を、第30回全米製作者組合賞(PGA)で作品賞を受賞している。
1962年、人種差別が色濃い時代。黒人天才ジャズピアニスト、ドクター・シャーリー(マハーシャラ)は、粗野で無教養だが人間的魅力あふれるイタリア系の男トニー・リップ(ヴィゴ)を用心棒兼運転手として雇うことに。2人は当時の黒人が安全に旅をするために欠かせなかった旅行ガイド「グリーンブック」を頼りに、偏見と差別が根強い南部へのツアーへと旅立つが…。
今回到着した予告編は、独自の音楽センスを持つドンが、華麗にピアノを演奏する場面からスタート。次いで、ドクターから「私と南部へツアーに行ってくれ」と言われ、一緒に旅をすることになったトニーが、ピザを1枚まるごと持ってかじりついたり、運転中道にゴミを捨てたり、ドクターとは正反対に自由気ままにふるまう姿がユーモラスに描かれる。
続くシーンでは、トニーがドクターのピアノを聴いて心を打たれたり、高級店でドクターの入店を断られトニーが憤慨したり、ドクターがトニーの愛妻への手紙を指南したり、2人の距離が徐々に近づいていく姿が映し出される。2人がある事件をきっかけに衝突し、「アンタは他の黒人とは違うからな!」と非難するトニーに、「黒人でも白人でもなく…どう生きるのが正解だ?」と悲痛に叫ぶドクター。「人の心を変えられる」と信じるドクターに「アンタにしか出来ないことがある。それをやるんだ」と語りかけるトニー。2人の胸を打つセリフでのやりとりの後、最後は車中で2人が楽しそうに笑い合う姿で映像は締めくくられる。
映画『グリーンブック』は3月1日より全国公開。