細田守監督『未来のミライ』、米アニー賞受賞「驚きと感謝の気持ちでいっぱい」

細田守監督の長編アニメ映画『未来のミライ』が、現地時間2日に米ロサンゼルスで開催された第46回アニー賞にて、長編インディペンデント作品賞を受賞した。授賞式に参加した細田監督は、「驚きと感謝の気持ちでいっぱい」と喜びを明かしている。
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「アニメ界のアカデミー賞」とも呼ばれるアニー賞は1972年にスタート。長編インディペンデント作品賞は2015年に創設され、45分以上の上映時間および米国での劇場公開が1000館未満の作品が対象で、同賞の日本人監督作品の受賞は初の快挙となる。
細田監督は「名前を呼ばれたときに驚きましたが、本当に嬉しかったです。この映画は私の子供をモデルにしたプライベートな作品なんですが、こんなに小さな作品が世界を網羅する大きな賞をいただき、世界中の人と手をつなぐことができた、気持ちが通じ合えたということに、驚きと感謝の気持ちでいっぱいです。日本のとある普通の家族の話が、いろんな国の人たちに届き、観ていただけたということを光栄に思います。『未来のミライ』を観てくださった人たち、スタジオ地図のみんな、そして奥さんと子どもたちに感謝しています。どうもありがとう」とコメントしている。
『未来のミライ』は、未来からやって来た妹のミライちゃんと、“小さな兄”くんちゃんの冒険と絆を描くファンタジー作品。現地時間、24日に発表される米アカデミー賞の長編アニメーション賞にもノミネートされている。
『未来のミライ』ブルーレイ&DVDは、発売およびレンタル中。