ダニエル・クレイグ、足のケガで『007』最新作の撮影が一時休止

俳優のダニエル・クレイグ演じる6代目ジェームズ・ボンドが見納めになる可能性のある『007』最新作。数回にわたる監督の降板や脚本の書き直しで制作の開始時期がずれ込んだ上に、ダニエルがケガをして撮影の一時中断を余儀なくされたという。
【写真】『BOND 25(仮題)』のローンチイベントの様子
The Sunによると、ダニエルはジャマイカでアクションシーンを撮影中に滑って転び、足首のじん帯をひねったという。治療のため直ちにニューヨークへ飛び、レントゲン写真などを撮ったとのことだ。17日以降の週末にロンドンのパインウッドスタジオで予定されていた撮影は、キャンセルになったという。
情報筋は「当初、事態は最悪だと思われていたが、ケガは思われていたほど、ひどくなかった。ダニエルは足首に負担を与えずに撮影できるはずだ。1週間以内に撮影に戻れるだろう」と話しているという。「ダニエルは何ヵ月もかけて肉体を整えた後だったので、ケガをしたことに腹を立てていた」とのことだ。
ダニエルが『007』シリーズの撮影でケガをしたのは今回だけではない。初めてボンドを演じた2006年作『007/カジノ・ロワイヤル』のスタント中に顔を本当に殴られ、歯を折った。2008年の『007/慰めの報酬』では肩の筋肉や肋骨などを痛め、2015年の『007 スペクター』では膝をケガして、手術のため撮影が2週間中断したという。
シリーズ25作目となる『Bond 25(英仮題)』はキャリー・フクナガ監督がメガホン。現地時間2020年4月8日にイギリス、アメリカでの公開が予定されている。