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インドの“お受験”は壮絶!? 英語が話せなくてピンチ『ヒンディー・ミディアム』予告

映画

映画『ヒンディー・ミディアム』メインカット
映画『ヒンディー・ミディアム』メインカット

 インドの名優イルファン・カーンが主演を務める映画『ヒンディー・ミディアム』より、日本版予告が解禁。インドのし烈な“お受験”に翻弄される夫婦の姿をコミカルに捉えたものとなっている。

【写真】『ヒンディー・ミディアム』ポスタービジュアル

 本作は、“お受験”当事者たちへの丁寧なヒアリングをもとに、“英語”が何より重視されるインドの教育の現状と競争の狂乱を、お受験に翻弄される夫婦の姿を通じてコメディータッチで描く。タイトルの「ヒンディー・ミディアム(Hindi Medium)」は、インドで「ヒンディー語で授業を行う公立学校」のことを指す。対して、英語で授業を行う私立の名門校は「English Medium」と呼ばれる。本作のインド内外での興行的成功をうけて、イルファンが引き続き主演を務める続編が製作中だ。

 予告は、「商売人の家庭では名門校入学は難しい」と言われた夫婦が、娘のために高級住宅地へ引っ越す場面からスタート。しかしそこでは、英語で話せないと近所の子どもからも相手にされないという厳しい現実に直面する。2人は“お受験”を有利に進めるためにお受験クラスの門を叩き、面接のノウハウや試験のコツを学び、神頼みまで駆使しながら娘のために全力を尽くすが、結果は全滅に。

 そんな中、クラスのコンサルタントから低所得者層のための優先枠という“禁断の手口”があることを教わり、夫婦は藁をもつかむ思いでスラム街に引っ越すことを決意する。スラム街での慣れない工場仕事に失敗ばかりのラージ、みすぼらしい生活に大混乱するミータ。家族想いだがどこか抜けたところがあるラージと、学歴コンプレックスゆえ思い込みの激しいミータとの軽妙でどこか笑える掛け合いのほか、映像の後半では、2人が奮闘を続ける中、次第にスラム街の人たちと打ち解け始め視野が少しずつ広がっていくことが伺える姿が映し出されている。

 主演のイルファンは本作について「誠実で感動的な物語なんだ。人の心の奥底を揺り動かすストーリーは、世界共通の問題として、前向きな力と社会の進歩的な改革をもたらすだろう」と語っている。

 映画『ヒンディー・ミディアム』は9月6日より全国公開。

映画『ヒンディー・ミディアム』予告編

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