綾野剛、杉咲花ら実力派が感情むき出し！『楽園』場面カット公開

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公開日：2019/8/14 18:00

綾野剛、杉咲花ら実力派が感情むき出し！『楽園』場面カット公開の

【写真】そうそうたる顔ぶれが登場映画『楽園』場面写真

　本作は、『悪人』『怒り』など映像化が続くベストセラー作家・吉田修一が2016年に発表した短編集『犯罪小説集』（KADOKAWA）を原作に、『64 ‐ロクヨン‐』の瀬々敬久監督がメガホンをとり、犯罪をめぐる“喪失”と“再生”を描いたヒューマン・サスペンス。未解決の幼女誘拐事件を発端に、被害者の親友だった少女、容疑者の青年、限界集落で暮らす男、それぞれの人生が交錯していく様がつづられる。綾野や杉咲、佐藤に加え、柄本明、村上虹郎、片岡礼子、黒沢あすか、石橋静河、根岸季衣が出演する。

　豪士（綾野）はリサイクル品を販売しながら孤独な日々を過ごしていた。ある夏の日、青田に囲まれたY字路で幼女誘拐事件が起こった。犯人は見つからず、事件直前まで被害者と一緒にいた紡（杉咲）は心に深い傷を負う。12年後、祭りの準備で豪士と出会った紡は、孤独な豪士に対してある感情を抱く。そして祭りの日、12年前と同じY字路で再び少女が行方不明となる。犯人の疑いをかけられた豪士は、驚きの行動に出るのだった―。それから1年後、Y字路に続く限界集落に暮らす養蜂家の善次郎（佐藤）は、村おこしの計画をめぐって村人たちの怒りを買う。村八分に遭った善次郎は狂気に陥り、それが恐るべき事件へと発展する。

　今回解禁された場面写真は、綾野、杉咲、佐藤のほか、脇を固める村上、片岡、黒沢、石橋、根岸、柄本がそれぞれ熱演を見せている姿を捉えた場面写真9点。ひどく怯えた様子の豪士、村の人には言えない秘密を抱えながらも村の行事に参加している紡、不遇の中でも安らぎのひと時を愛犬・レオと過ごす善次郎の姿が写し出されている。

　写真はさらに、紡に思いを寄せる幼なじみで満面の笑顔を見せる野上広呂（村上）、同じ集落に住む善次郎の身を案じ、自身もまた事件に巻き込まれマスコミに囲まれている黒塚久子（片岡）、善次郎に押さえられながら何かを叫ぶ豪士の母親・中村洋子（黒沢）、優しく透明感のある微笑を見せる善次郎の亡き妻・田中紀子（石橋）、激昂した表情を見せるY字路で失踪した少女の祖父・藤木五郎（柄本）、電話を受けて不安で曇った表情を浮かべる五郎の妻・朝子（根岸）など、キャスト陣が感情むき出しの演技を披露する場面が捉えられており、登場人物たちが織りなす重厚で人間味溢れるドラマの世界観に期待が高まるものとなっている。

　映画『楽園』は10月18日全国公開。