ホアキン・フェニックス、演技の道に導いてくれた兄リヴァー・フェニックスに感謝

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主演最新作『ジョーカー』での怪演が話題の俳優ホアキン・フェニックスが、1993年10月に薬物の過剰摂取で急死した俳優の兄リヴァー・フェニックスについて珍しく語り、演技の道に導いてくれたリヴァーに感謝した。
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トロント国際映画祭で功労賞にあたる新設のトリビュート・アクター・アワード(TIFF Tribute Actor Award )の栄に浴したホアキン。Varietyによると、受賞スピーチでリヴァーへの感謝を露わにしたという。ホアキンは自分の人生やキャリアに影響を与えた人々について振り返り、リヴァーとの思い出を語った。
「僕が15歳か16歳の頃に兄のリヴァーが仕事を終えて帰宅した。兄は『レイジング・ブル』という映画のビデオテープを持っていて、僕を座らせるとその作品を見せた」とホアキン。「翌日、兄に起こされた僕は、もう一度その映画を見させられた。そして兄は僕にこう言った。“おまえはまた演技を始めるんだ。お前がやっていくのはこれだ”。兄は僕に尋ねたのではなく、言い切った。そうしてくれた兄は僕の恩人だ。だって演技が僕にすばらしい人生を与えてくれたのだから」と感慨深げに語っている。
ホアキンはリーフ・フェニックスの芸名で1989年作『バックマン家の人々』に出演後、1995年作の『誘う女』まで演技を辞めていた時期があった。
俳優のジョニー・デップが共同経営していたナイトクラブ「ザ・ヴァイパー・ルーム」の外でリヴァーが倒れ死去した時、一緒にいたホアキン。これまで公の場ではリヴァーについて多くを語らなかった。