山寺宏一が冴羽りょう役 実写版『シティーハンター』吹き替えキャスト解禁
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北条司の人気漫画『シティーハンター』をフランスで実写化した映画『シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション』のデラックス吹替版で、冴羽りょうの吹き替えを声優の山寺宏一が担当することが発表された。併せて日本版本ポスターが解禁された。
【写真】冴羽りょうの吹き替えを担当する「山寺宏一」フォトギャラリー
新宿を舞台にさまざまな依頼を受け、法で裁けぬ悪と闘う裏社会No.1の始末屋（スイーパー）、冴羽りょうの活躍を描く本作。実写版はフランスでは2月6日に公開され、168万人を動員した。
『シティーハンター』のアニメシリーズは、冴羽りょう役の神谷明、槇村香役の伊倉一恵をはじめとするレギュラー声優陣が魅力のひとつ。本作の吹き替え制作に際しても、最初は神谷明の元へオファーが届いたが、今回は実写作品の“冴羽りょう”であることから、神谷は辞退。その後、テレビシリーズの番組レギュラーとして『シティーハンター』の現場で育った山寺宏一に白羽の矢が当たった。
今年2月に公開されたアニメ映画『劇場版シティーハンター ＜新宿プライベート・アイズ＞』で、香の幼なじみのIT企業経営者・御国真司役を務めた山寺にとっても「神谷明の冴羽りょう」は特別すぎる存在。自分が引き受けていいものかと本気で悩んだ山寺に、＜新宿プライベート・アイズ＞の打ち上げで会った神谷が「今回、自分は違う役で出るから、冴羽りょうは山ちゃんに任せた！」と告げ、ためらう山寺の背中を押したという。
山寺は「とにかく憧れて、収録後、家に帰って神谷さんが演じるりょうの真似をしていたほど。他の人がやるなら…とご依頼を受けました」と明かす。
本作を気に入った神谷と伊倉は、スペシャルゲストとして出演することが決定。この二人の後押しがあり、本作の吹替版では、山寺宏一が“りょう”を、沢城みゆきがりょうの相棒“香”を演じることが決まった。
一方、他の吹き替えキャスト陣には、海坊主ことファルコン役を玄田哲章、香の兄・槇村秀幸役を田中秀幸、冴子役を一龍斎春水など、アニメシリーズの声優陣が実写版でも同キャラクターを続投することも決まった。
映画『シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション』は11月29日より全国公開。
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