そう来るか! 想像の斜め上をいく“跳弾”で敵戦車を撃破『 T‐34』本編解禁

ロシアの戦車アクション映画『T‐34 レジェンド・オブ・ウォー』より、本編映像が解禁。ソ連軍の最強戦車T‐34が、地面を活用した“跳弾”で的を撃破するという驚異の戦術シーンを収めている。
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本作は、第67回アカデミー賞外国語映画賞を受賞した『太陽に灼かれて』の監督ニキータ・ミハルコフが製作を務める、2019年のロシアNo.1ヒットのアクション ・エンターテインメント。戦車が繰り広げる片輪走行にドリフトなど、迫力の映像を実現するため、インド映画『バーフバリ 王の凱旋』のVFXを手がけたFilm Direction FXを筆頭に、ロシア最先端の映像技術が結集。登場するソ連軍の戦車“T‐34”はすべて実機を役者自らが操縦しており、本物の戦車内の様子を臨場感たっぷりに映し出す。
第2次大戦下、ナチス・ドイツ軍の捕虜となったソ連軍の新米士官イヴシュキンは、ナチスの戦車戦演習のため、ソ連の最強戦車T‐34の操縦を命令される。彼は捕虜の仲間3人と隊を組み、T‐34の整備と演習を準備するが、演習ではたった6発の砲弾しか持たず、ナチスの戦車軍からひたすら逃げ惑うことしかできない。しかし、イヴシュキンはあまりにも無謀な脱出計画を実行に移す。
本編映像は、何度もイヴシュキンの前に立ちはだかる非道なナチス軍大佐イェーガ―が、草で車体を隠し、イヴシュキンらの戦車に狙いを定めて待ち伏せしているシーンからスタート。不穏な空気にイヴシュキンも戦車から体を出し、まわりの様子を慎重に伺いながら前に進んでいくと、ドイツ軍を発見。すぐさま中のメンバーに知らせて方向転換し、イェーガーの砲弾はイヴシュキンらの戦車をかすめるだけにとどまる。
しかし、そこにまた別のドイツ軍の戦車が潜んでいるのを発見。ここからソ連兵たちはチームワーク抜群の戦いを展開する。車長イヴシュキンの指示のもと、砲手ヴォルチョクが、正面からは戦車の構造上固くて狙えないため地面を狙うと即座に判断。装填手イオノフも力いっぱい弾を込め、操縦手ステパンも慎重に進む。そして「撃て!」の声と共に主砲から砲弾を発射。敵戦車の底に地面から跳ね返った弾がめり込み、その後激しい炎に包まれる。
地面を活用した“跳弾”で的を撃破するソ連兵たちのアクロバティックな戦術に、度肝を抜かれるシーンとなっている。
映画『T‐34 レジェンド・オブ・ウォー』は10月25日より全国公開。