『スカーレット』イッセー尾形、5分間の“ひとり語り”に称賛の声

戸田恵梨香主演のNHK連続テレビ小説『スカーレット』(NHK総合/月曜~土曜8時ほか)の第7週「弟子にしてください!」(第41回)が15日に放送され、深野心仙役のイッセー尾形が約5分間にわたり、創作の秘密と過去を“ひとり語り”するシーンに視聴者から称賛の声が上がった。
【写真】称賛の声が上がったイッセー尾形、5分間の“ひとり語り”シーン
深野が毎朝、一人こもって仕事をしている様子が気になった喜美子は、その様子をのぞきに行く。深野は絵付けをしながら、一人笑い声を上げていた。その様子を見られた深野は喜美子に創作の秘密と、秘められた過去を語り始める。
「なんで笑うてたんですか?」と聞く喜美子に対して、日本画家だった深野は戦争中に従軍画家として中国大陸に渡り、戦争画を描いてきたことを告白。終戦後、ショックから絵が描けなくなり、職を転々とする中で絵付けと出会いもう一度筆を取るに至ったことを明かす。深野は戦争が終わったことを実感し、再び絵が描ける喜びから笑顔を浮かべていたのだった。それを知った喜美子の目には涙がにじむ。
このシーンは完全にイッセーの“ひとり語り”となり、約5分間にも及んだ。視聴者を飽きさせないために、シーン展開をスピーディーに行うことが多いテレビドラマでは非常に珍しい。この長ぜりふを、喜びと悲しみを見せながら、情感豊かに見せ切ったイッセー。ツイッターでは「イッセー尾形さん」がトレンド入りし、「長い一人語りに魅せられた」「イッセー尾形さんの芝居が凄い…」「極上の演技」「イッセー尾形さんの演技が素敵すぎて見入ってしまった」など視聴者から称賛の声が多数寄せられた。