藤原竜也、10年間寄り添った伊藤カイジは「宝物のような役」

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俳優の藤原竜也が10日、都内で行われた主演映画『カイジ ファイナルゲーム』の初日舞台あいさつに登壇。約10年にわたって寄り添い続けた本シリーズの主人公・伊藤カイジを「宝物のような役」だと述べ、最終作と銘打った本作の公開を迎えて感無量の様子を見せた。
【写真】藤原竜也、“宝物”カイジ役への思いを語る
本作は、福本伸行の漫画『カイジ』シリーズを原作とする実写映画シリーズ最終作。東京オリンピックが終わって不況に陥った2020年を舞台に、借金まみれのダメ人間・カイジ(藤原)がさまざまなギャンブルに挑む様を描く。
今回のイベントには藤原のほか、福士蒼汰、関水渚、新田真剣佑、吉田鋼太郎、佐藤東弥監督が出席した。
藤原は、カイジとともにした10年間を振り返って「長いようで短かった。この10年間カイジをやったことで、多くの芸人さんにもネタを提供することができて…。街を歩いていても『セリフを言ってくれ』とか、『本当にあんな風にビール飲むんですか?』といろいろ聞かれた(笑)。非常に楽しい、明るいキャラクターを頂いた。僕にとって宝物のような役。皆に愛されるキャラクターにして頂いて、福本さんと監督に感謝です」と話した。
本作がラスト作品であることに関して「皆さんの応援次第で、続けさせて頂けるんじゃないでしょうか? 『帰ってきたカイジ』みたいな(笑)」と提案。「福本先生、まだアイデアがたくさんありますから、これで一応終わりますけども、何か違う形でもあればいいかなと思います」と含みを持たせた。
「若者救済イベント」主催者である東郷の秘書・廣瀬湊役の真剣佑は、ミラーボールのようにキラキラ光るド派手なスーツで登場。本シリーズは「アメリカにいる頃からカイジが好きで、ここに立てていることがとても幸せです。信じられない。藤原さんの横で舞台あいさつができて嬉しいです」とニッコリ。ステージ上で「ここが帝愛ランドか!?」とカイジのモノマネも披露するなど、上機嫌だった。
イベントでは、本作にちなんで「圧倒的」という形で新年の抱負を掛け軸で発表。真剣佑は「圧倒的睡魔」と回答し、キャスト陣が首をかしげながら笑う中、「今年はいっぱい寝ようと思います」と白い歯をこぼした。藤原は「圧倒的お掃除」と答え、「去年、年末から家を隅から隅までキレイにした。今年も一生懸命、家中キレイにしていれば幸せな一年になるんじゃないかと思っていまして」と解説。自堕落なカイジとは真逆の几帳面な一面を明かした。