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賀来賢人、爪切男原作『死にたい夜にかぎって』主演 “不器用”男の最低で最高のラブストーリー

エンタメ

ドラマイズム『死にたい夜にかぎって』で主演を務める賀来賢人

ドラマイズム『死にたい夜にかぎって』で主演を務める賀来賢人(C)2020「死にたい夜にかぎって」製作委員会・MBS (C)爪切男/扶桑社

 俳優の賀来賢人が、2月スタートのドラマイズム『死にたい夜にかぎって』(MBS/毎週日曜24時50分・TBS/毎週火曜25時28分)で主演を務めることが分かった。賀来は女性に振り回され続ける主人公の男を演じる。

【写真】『死にたい夜にかぎって』原作書影

 本作は、Webサイト『日刊SPA!』で連載されていた爪切男のエッセイから恋愛エピソードを中心に再構成した同名小説を実写化。爪切男本人の実体験エピソードをもとに、少年時代のある“トラウマ”からうまく笑えなくなった男が、さまざまな女性たちとの出会いを通じ、ときにぶつかり合い、たまに逃げたりしながら、少しずつ笑顔を取り戻していく様を、ユーモアを交えて描いていく。

 監督はドラマ『アンナチュラル』『毒島ゆりこのせきらら日記』『リバース』(TBS)などを演出した村尾嘉昭が務め、ドラマ『Nのために』(TBS)で信頼関係を築いた賀来を主演に招いた。また脚本は『俺のスカート、どこ行った?』(日本テレビ)や演劇界でも注目を集める、若き奇才・加藤拓也が担当する

 「君の笑った顔、虫の裏側に似てるよね。カナブンとかの裏側みたい」 ―当時、高校で1番かわいい女の子からそう言われた小野浩史(賀来賢人)は、この日を境にうまく笑えなくなった―。 母親には幼くして捨てられ、初恋の相手は自転車泥棒。女性にさまざまなトラウマを抱えた浩史が、橋本アスカと出会ったのは、音楽系のチャットルームだった。アスカが入室してくるたびに高揚する浩史の気持ち。初めて直接彼女と出会った時、アスカは変態に“唾を売って”生活していた…。その日から、人生最愛の彼女との最高で最低の6年間が始まった―。

 賀来が演じる小野浩史は、幼くして母親に捨てられ、父の鉄拳制裁を受けながら育った、渋谷にあるラッパーしかいない編集社で働いている男。まったくモテないが、女性への憧れが強く、女性に振り回され、25歳のときに出会った女性・アスカが人生最愛の女性。過激で魅惑的な女性たちに振り回される、ドラマ史上、最高にどうしようもない男という異色の役どころだ。
 
 村尾監督から直々に主人公役でオファーを受けた賀来は「20の時に、若造の私をよく叱ってくれた、当時助監督だった村尾監督。かれこれ10年のお付き合いとなります」と振り返ると、続けて「お互い大人になり、やっと一緒に作品を作る機会を頂きました」とコメント。さらに「そこに、最高に切なくて笑える、爪切男さんの実体験を基にした作品。脚本には、才能が溢れすぎている加藤拓也さん。良い予感しかしません」と意気込みを語っている。

 ドラマイズム『死にたい夜にかぎって』はMBSにて2月23日より毎週日曜24時50分放送、TBSにて2月25日より毎週火曜25時28分放送。

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