ゲイの水球チームの新コーチは大のゲイ嫌い! 実話にインスパイアされた感動作公開

実在するゲイの水球チームにインスパイアされたフランス映画『The Shiny Shrimps(原題)』が、邦題を『シャイニー・シュリンプス!愉快で愛しい仲間たち』として、7月10日に公開されることが決定。特報映像とティザービジュアルが公開された。
【写真】『シャイニー・シュリンプス!愉快で愛しい仲間たち』ティザービジュアル
本作は、実在する水球チームをモデルにしたヒューマンドラマ。メンバーの一員でもあるセドリック・ル・ギャロが監督、脚本を務めている。昨年5月にフランスで公開されると、フランス語映画(続編を除く/2019年5月8日~12日:BOX OFFICE MOJO調べ)で初週動員数No.1を記録した。
元オリンピック・銀メダリストの水泳選手マチアス(ニコラ・ゴブ)は、同性愛者への心ない発言の罰として、ゲイのアマチュア水球チームのコーチをすることになった。そんな彼に課されたミッションは、弱小チーム「シャイニー・シュリンプス」を3ヵ月後にクロアチアで開催される世界最大のLGBTQ+五輪“ゲイゲームズ”に出場させること。しかし、メンバーは勝ち負けにこだわらない“パーティー好き”なお調子者の集まりで…。
解禁された特報は、「お前らブッつぶす! 我らシャイニー・シュリンプス!」という元気なチームの掛け声からスタート。そこにコーチとしてやってきたマチアスは、終始浮かない表情。水泳選手として伸び悩み、オリンピック候補からも外され、プライベートでも娘とうまくいかない彼にとって、まともに練習をしないシャイニー・シュリンプスへの指導は時間の無駄でしかない。しかし、誰しも悩みを抱え、それでも自分らしく楽しく生きているシャイニー・シュリンプスのメンバーと過ごすなかで、マチアスの心に変化が訪れる様子が感動的に切り取られている。
ギャロ監督は「奇異で過激と見られようと自分を貫く自由な仲間との旅は、人生観が変わるほどの経験でした。何よりも、辛い現実をユーモアで乗り切る彼らの圧倒的な強さを知ってもらいたいという思いから、この映画は誕生しました」と作品に込めた思いを明かしている。
ティザービジュアルには、「人生楽しんだもん勝ち!」と、まさにシャイニー・シュリンプスの生き様を表すようなキャッチコピーと共に、チームでひとり反対方向を向くマチアスの姿が写し出されている。大のゲイ嫌いのマチアスと、シャイニー・シュリンプスが同じ方向を向いた時、どのような奇跡が生まれるのか楽しみなビジュアルとなった。
映画『シャイニー・シュリンプス!愉快で愛しい仲間たち』は7月10日より全国公開。