『羊たちの沈黙』後日譚ドラマ、“クラリス”を演じる女優が決定

米CBS局が今年1月、1991年の話題作『羊たちの沈黙』の後日譚ドラマ『Clarice(原題)』の制作を発表したが、海外ドラマ『オリジナルズ』の女優レベッカ・ブリーズが、タイトルロールのFBI捜査官クラリス・スターリング役に決まったという。TV Lineなどの海外メディアが報じた。
【写真】ミニドレスで美脚披露も「レベッカ・ブリーズ」フォトギャラリー
米作家トマス・ハリスの同名人気小説を映画化した『羊たちの沈黙』では、女優のジョディ・フォスターがクラリス、俳優のアンソニー・ホプキンスが元精神科医の殺人鬼ハンニバル・レクター博士を演じた。
『羊たちの沈黙』は女性ばかりが狙われる猟奇殺人事件を担当することになったFBI捜査官のクラリスが、獄中のハンニバル・レクター博士に接触し、犯人像を浮き彫りにする手掛かりを得ながら、犯人逮捕に奔走する姿を描く。後日譚となる『Clarice(原題)』は、映画版の事件から1年後のワシントンD.C.が舞台だ。連続殺人鬼や性犯罪者を追うクラリスの、これまでに語られなかったパーソナルな部分を掘り下げていくという。
製作総指揮を務めるアレックス・カーツマンいわく、クラリスは「聡明ながら傷つきやすい面を持つ」人物とのこと。しかし彼女が示す「勇気が彼女の中に光を与えると共に、残忍な人間やイカれた人間を引きつけてしまう」という。ドラマ版では、クラリスが抱える家族の秘密や苦悩が明かされていくようだ。
カーツマンは2008年の映画『レイチェルの結婚』のジェニー・ルメットと、パイロット版の脚本を執筆。ルメットは製作総指揮を兼任する。他のキャストや放送時期などの詳細は不明。今後の続報が楽しみだ。