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実際の少年犯罪に着想『許された子どもたち』、漫画家・押見修造らコメント入り予告到着

映画

 内藤瑛亮監督の8年ぶりの自主制作映画『許された子どもたち』より、本作を応援する映画監督や漫画家、犯罪加害者家族支援団体理事長らのコメント入りの予告編が解禁された。

【写真】『許された子どもたち』内藤瑛亮監督とのリモート対談の様子&場面写真

 本作は、1993年の山形マット死事件や、2015年の川崎市中1男子生徒殺害事件など、実際に起きた複数の少年事件に着想を得たオリジナル作品。映画『先生を流産させる会』『ライチ☆光クラブ』『ミスミソウ』など、その衝撃的な内容により作品が発表されるたび物議を醸す内藤監督が、8年の歳月をかけて構想し、自主映画として完成させなくてはならなかった問題作だ。

 とある地方都市。中学一年生で不良少年グループのリーダー市川絆星は、同級生の倉持樹を日常的にいじめていた。いじめはエスカレートしていき、絆星は樹を殺してしまう。警察に犯行を自供する絆星だったが、息子の無罪を信じる母親の真理の説得によって否認に転じる。そして少年審判は無罪に相当する「不処分」を決定する。絆星は自由を得るが、決定に対し世間から激しいバッシングが巻き起こる。そんな中、樹の家族は民事訴訟により、絆星ら不良少年グループの罪を問うことを決意する。

 制作にあたり、10代の出演者を対象にワークショップを開催し、少年犯罪や贖罪(しょくざい)の在り様について共に考えを巡らせた。撮影は2017年の夏から冬、そして2018年春と長期間にわたり行われ、いじめや少年事件という社会問題を通じ、現代にまん延する生きづらさを鋭く切り取った。本作は韓国で5月28日より開催される第21回全州国際映画祭、そして6月9日よりドイツで開催される第20回ニッポン・コネクションへの正式出品が決まっている。

 この度、監督の熱い思いに賛同し、『血の轍』などで人気を誇る漫画家の押見修造氏、犯罪加害者家族を支援するNPO法人WorldOpenHeart理事長の阿部恭子氏、社会学者でいじめ問題を研究する内藤朝雄・明治大文学部准教授、ノベライザーとしても活躍する映画批評家の相田冬二氏の4人が監督とリモート対談。その動画は、押見氏との「『毒親』について激論!」が5月27日、阿部氏との「犯罪加害者家族の支援について知る!」が同28日、内藤朝雄氏との「学校からいじめを減らす方法とは!?」が同29日、相田氏との「映画の『罪』と『罰』を語り尽くす!」が同30日の各12時に、内藤監督のオフィシャルYouTubeチャンネルにて公開される。

 また、解禁されたコメント入り予告編には、この4人に加え、岩井澤健治(『音楽』監督)、唯野未歩子(女優、脚本家、映画監督、小説家)、足立紳(脚本家、映画監督)、山下敦弘(映画監督)、清水崇(映画監督)、北川れい子(映画評論家)、ふみふみこ(漫画家)、たかはしほのか(リーガルリリー)の各氏が本作への応援コメントを寄せている。

 映画『許された子どもたち』は6月1日より全国順次公開。

映画『許された子どもたち』コメント予告篇

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