美少女ホラー『フェノミナ』初の日本語吹き替え版、メイン声優にM・A・O&榊原良子が決定
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イタリアの名匠ダリオ・アルジェント監督の代表作で、オスカー女優のジェニファー・コネリーが13歳で初ヒロイン役を務めた美少女ホラーの傑作『フェノミナ』(1984)。4Kレストア版ブルーレイ(10月2日発売)に収録される本作初の日本語吹き替え版声優が発表され、ジェニファー・コネリーをM・A・O、ダリア・ニコロディを榊原良子が務めることが決定した。
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映画『サスペリア』(1977)、『インフェルノ』(1980)などでホラー映画ファンから熱烈な支持を受ける名匠ダリオ・アルジェント監督の代表作となる本作。今やアカデミー賞女優となった、当時13歳のジェニファー・コネリーを初ヒロイン役として起用し、彼女の純粋無垢な美しさに加え、ヒロインが数々の恐ろしい厄災に見舞われていくさまと過激なホラー描写が公開当時大きな話題を呼んた。
吹き替え版で主人公のジェニファー(演:ジェニファー・コネリー)役を担当するのは、映画『ジュマンジ』シリーズのマディソン・アイズマン(ベサニー役)や、『スウィート17モンスター』のヘイリー・ルー・リチャードソン(クリスタ役)などの声を演じてきたM・A・O。澄んだ清楚な声質を持ち、テレビアニメ『がっこうぐらし!』(若狭悠里役)ほか数々のアニメにも出演し、女優としても“市道真央”名義で特撮テレビドラマ『海賊戦隊ゴーカイジャー』(ルカ・ミルフィ役)などで活躍している。
そして、ジェニファーの付き添い女教師ブルックナー(演:ダリア・ニコロディ)役を務めるのは、アルジェント監督作『インフェルノ』でも同じくダリア・ニコロディの声を担当し、映画『キャプテン・マーベル』のアネット・ベニング(ウェンディ・ローソン博士役)、『ワンダーウーマン』のコニー・ニールセン(ヒッポリタ女王役)の吹き替えキャストを務めた榊原良子。アニメでは映画『風の谷のナウシカ』のクシャナ役、『機動戦士ガンダム』シリーズのハマーン・カーン役などで人気を博した実力派のベテランだ。
■ユニークな手法で声優をキャスティング
本作は過去に吹き替え版が制作されたことがなく、今回吹き替え版を制作するにあたり、クラウドファンディングサービス「Makuake」でプロジェクトを立ち上げて支援を募集。今回決定した2名の声優は、クラウドファンディング・プロジェクトのリターンのひとつ≪ジェニファー役:声優選択権≫≪ブルックナー役:声優選択権≫を選んだ人が、運営側が提示した声優候補の中から、自らの意思と判断で指名。その結果をもとに各声優事務所と交渉し、出演が決定した。M・A・Oと榊原のほか、すでに麦人(マクレガー教授役)、唐沢潤(校長役)、小笠原亜里沙(ソフィ役)の出演も決定しており、1980年代の“洋画劇場全盛期クオリティ”とも言えそうな声優キャスティングが実現している。
『フェノミナ ‐日本語吹替音声収録4Kレストア版‐』ブルーレイは10月2日発売。価格は7800円(税抜)。吹替版制作のクラウドファンディング・プロジェクトは、Makuakeで進行中(7月27日18時まで)。