山崎賢人、坂口拓への熱い思い「男として大切なことを教えていただいた」

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俳優の山崎賢人と坂口拓、下村勇二監督が5日、都内の会場で行われた映画『狂武蔵』の完成披露無観客イベントに出席。山崎が坂口へ「侍として、男として、本当に大切なことを教えていただいた」と感謝を述べた。
【写真】刀を構える山崎賢人&坂口拓 『狂武蔵』完成披露無観客イベントの様子
本作は、日本のアクションシーンを牽引し続ける坂口が9年前に撮影したものの、日の目を見ずに眠っていた幻の“侍映画”。主演の武蔵を坂口が、あだ討ちに燃える武士・忠助を山崎が演じる。映画『キングダム』のアクション監督を務めた下村監督がメガホンを取り、77分1シーン・1カットで撮影。坂口は1人で400人の相手を斬り捨てるというアクションに挑戦している。
山崎が出演する追加撮影の部分は昨年に行われたというが、出演を決めた経緯について山崎は「『キングダム』の撮影中に、拓さんと1分間、形を決めないで立ち回りをやらせてもらって。拓さんが『本当に斬りに来ていいよ』って言ってくれて、そこで本当に“戦う”っていうことを感じました」と映画『キングダム』での共演を回顧。
また、「拓さんと下村さんのことが大好きなので。『キングダム』の現場でも本当に侍として、男として、本当に大切なことを教えていただいた」と感謝の言葉を送った。『狂武蔵』を復活させたいという思いを聞いたときの感想については「自分で力になれれば絶対やりたいな、って思いました」と告白。
下村監督は山崎出演の経緯を「飲みの席っていうのもありますよね。その前から『狂武蔵』の話をしてたんだけど、僕たちの熱い思いをぶつけたときに、その場で『やりたい』って言ってくれて。すぐにマネージャーに電話してくれた」と笑みを浮かべた。
坂口は、山崎について「1分間だったけど、2人で『キングダム』のときにルールなしでやったときの、真っ直ぐな賢人の剣を見て、やっぱりうれしかったね。それやっておいてよかったなって」と絶賛。77分1シーンの撮影では、全員に本気で来いと言ったことを明かし「本当に全員がめちゃくちゃ来て、開始5分で指が折れたっていうね。体力もゼロになってた」と振り返った。
イベントでは、坂口と親交の深い格闘家・朝倉海選手もリモートで登場。また、坂口による剣術指南と山崎の殺陣の実演も開催された。
映画『狂武蔵』は8月21日より全国公開。