『赤い闇』スターリン政権下の徹底した情報統制 電話交換台での盗聴捉えた本編解禁
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スターリン体制下のソ連に命がけで立ち向かった英国人ジャーナリストの実話を描く映画『赤い闇 スターリンの冷たい大地で』より、本編映像が解禁。主人公がモスクワにかけた電話が盗聴され突然遮断される、当時のソ連の徹底した情報統制の実態が伝わる場面を収めている。
【写真】名もなきジャーナリストが立ち向かう『赤い闇 スターリンの冷たい大地で』場面写真
秘密主義の独裁国家“ソビエト連邦”に潜入した実在のイギリス人ジャーナリスト、ガレス・ジョーンズが、その“偽りの繁栄”を暴こうと命をかけて闘う様を描く本作。映画『太陽と月に背いて』『ソハの地下水道』などで知られるポーランド出身のアグニェシュカ・ホランド監督がメガホンをとり、若き英国人記者の主人公ジョーンズを、次期ジェームズ・ボンド役とも噂される俳優のジェームズ・ノートンが演じる。
解禁された本編映像は、ジョーンズがモスクワにいる友人の記者、ポール・クレブに電話をかけるシーン。電話は交換台の中で軍人に見張られた人物が手動で配線を繋ぎ、クレブが滞在するホテルのロビーへと繋がる。受話器を手にしたクレブにジョーンズは「モスクワに向かってる。また力を借りたい。何とかスターリンと話したいんだが」と頼む。それに対し、クレブは記者を取りまとめているニューヨーク・タイムズ誌のデュランティと話すよう、そして自分は今“好ましくない人物”であると告げる。
神妙な表情を見せるジョーンズに対し、クレブは続けて「それより大きな情報をつかんだんだ。想像以上に厄介な状況だぞ」とスターリン体制下の状況を伝えようとする。しかし、交換台の中でその内容を聞いていた配線を繋いだ人物と軍人が目くばせをし、頷き合い、繋いでいた配線を抜き取ってしまう。
突然電話が途絶えた2人は不思議そうな様子を見せるも、裏で情報が管理されている状況には気づいていない。当時のソ連が、外部への情報流出を徹底的に管理していたことが垣間見える、衝撃の映像となっている。果たして彼らを待ち受ける結末、そしてここから明らかになっていく衝撃の事実とは一体何なのか。
映画『赤い闇 スターリンの冷たい大地で』は公開中。
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