清原果耶、初主演映画の初日を迎え「本当に奇跡」

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女優の清原果耶が4日、都内で行われた主演映画『宇宙でいちばんあかるい屋根』の初日舞台あいさつに共演の伊藤健太郎、藤井直人監督と共に出席。清原は「宇宙いちしみる言葉」を発表すると共に、初日を迎えられた喜びをかみ締めた。
【写真】清原果耶、毛筆で「宇宙いちしみる言葉」を披露
本作は作家・野中ともその同名小説の映画化作品。清原演じる14歳の中学生・つばめと、桃井かおり演じる急に現れた謎の老婆・星ばあが過ごす日々を描いた懐かしくていとおしい、大切な心を探す奇跡と愛の物語。伊藤はつばめが思いを寄せる大学生・亨を演じる。清原は本作が映画初主演。
初日を迎え、清原は「本当に奇跡ですよね。自粛期間が長らくあって、その中でもそれを越えて、初日を迎えられることのありがたみをここに立って、みなさんのお顔を見て実感しましたし、感謝しかないですね。ありがとうございます」と感慨深げに心境を語った。
舞台あいさつでは、ロサンゼルス在住の桃井からのビデオメッセージも紹介され、清原は桃井との共演を「宝物のような日々でした。毎日が」と述懐。続けて「ものすごくたくさんアイデアを持っている方で。毎日ご一緒したときに、監督と桃井さんが話されているのをちょっと離れたところで見ていて。こういうアイデアの出し合いみたいな作品の作り方ができる女優さんになりたいなと思ったし、かっこいいなと思いながら、現場でそのエネルギーを元にがんばっていました」と影響を受けたことを明かした。
撮影の時のエピソードを伊藤は、寝ているときにセミが頭に止まっていたのに気付かず、起きたら周りに笑われたことだと告白。監督は「健太郎くんは本当に寝る」と暴露されると、伊藤は「忙しかろうが忙しくなかろうがずっと眠いんですよね。成長期なのかな?」と笑っていた。
また、タイトルにちなみ清原、伊藤、桃井の3人がそれぞれ毛筆で書いた「宇宙いちしみる言葉」を発表する場面も。清原は「初日」とし「今日本当に迎えられてよかったって心から思っていて。今日がないとこれからが始まっていかない、大事な日でもあるので、初日とつづらせていただきました」と初日の喜びをかみ締めた。
伊藤は「しぶとく生きろ」、桃井は「大人になるとなんでも出来る」と告白。清原は桃井の回答に「しっかり、日々を過ごして大人に近づきたいと思いました。今18歳なんですけど、大人と子供の間にいるって感覚がものすごくあるので、地道に豊かな大人になれるようにがんばりたいなと思いました」と意気込んだ。