『ゲーム・オブ・スローンズ』『007』ダイアナ・リグさん死去 共演者から追悼コメント
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海外ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』や映画『女王陛下の007』のボンドガールとしても知られる女優ダイアナ・リグさんが、9月10日にロンドンの自宅で亡くなった。82歳だった。DeadlineやVarietyなど複数の海外メディアが報じた。
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ダイアナさんは、1938年英サウス・ヨークシャー州で生まれ、幼い頃をインドで過ごす。アンソニー・ホプキンスやケネス・ブラナー、トム・ヒドルストンなどを輩出した名門王立演劇学校で演技を学び、1957に舞台『The Caucasian Chalk Circle』で女優デビューした。
1960年代にヒットしたイギリスのテレビドラマシリーズ『おしゃれ（秘）探偵』で、諜報部員エマ・ピールを演じ一躍スターに。その後、映画、テレビ、舞台で活躍し、エミー賞とトニー賞、英国アカデミー賞を受賞。2000年には英国アカデミー賞特別賞を受賞した。1988年と1994年に大英帝国勲章を受勲し、デイムの称号を持つ。
近年は、大ヒットしたドラマシリーズ『ゲーム・オブ・スローンズ』でオレナ・タイレルを演じ、エミー賞ゲスト女優賞に3度ノミネート。『女王ヴィクトリア 愛に生きる』や『ドクター・フー』などにも出演している。2018年には、ブロードウェイミュージカル『マイ・フェア・レディ』に出演し、ミセス・ヒギンズを演じていた。
彼女の訃報に、これまで共演した俳優・関係者から追悼のメッセージが多く寄せられている。
ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』公式ツイッターは、「ドラゴンになりなさい。ダイアナ・リグ、王国はあなたを忘れない」と、ダイアナさんが演じたオレナ・タイレルのセリフを引用して、彼女を追悼した。
『007』公式ツイッターからは、「デイム・ダイアナ・リグの訃報にとても悲しんでいます。彼女は伝説的な舞台女優であり、『女王陛下の007』テレサ役としてボンドが唯一結婚した女性でもあり、ボンドファンからとても愛された映画女優でした」とコメントを発表した。
『ゲーム・オブ・スローンズ』で共演したペドロ・パスカルはツイッターにて、「ウェスタロスの真の女王」とコメント。ニコライ・コスター＝ワルドーは「デイム・ダイアナ・リグ。彼女はいつも、その素晴らしい才能と知性、機知でレベルを上げてくれました。一緒に働くことは、これ以上にない喜びで、誇りでした。ご冥福をお祈りします」とツイートしている。
この他にも、『ゲーム・オブ・スローンズ』の共演者からは、ジョン・ブラッドリーやイアン・カニンガム、ナタリー・エマニュエルがコメントを発表。『ドクター・フー』で共演したマーク・ゲイティスや、トニー賞、英国映画協会の公式アカウントからも追悼コメントが出されている。
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