石崎ひゅーい、『アンダードッグ』主題歌を書き下ろし 予告映像&全キャスト解禁

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俳優の森山未來が主演を務め、北村匠海と勝地涼が共演する武正晴監督の最新作『アンダードッグ』より、シンガーソングライターの石崎ひゅーいが書き下ろした主題歌「Flowers」が本予告とともに解禁。併せて、全キャストが発表された。
【写真】映画『アンダードッグ』主題歌を担当する石崎ひゅーい
本作は、ボクシングの世界を舞台に、人生から見放された3匹の負け犬たちのドラマが交錯する不屈のLOSER映画。スターダムに駆け上がっていく選手たちの陰で〝かませ犬〟として踏み台にされながらもはい上がろうともがく崖っぷちボクサー・末永晃を森山が演じる。また、将来を期待される若手ボクサー・大村龍太を北村、二世タレントの芸人ボクサー・宮木瞬を勝地が演じている。劇場版と配信版が製作され、前後編構成の劇場版は3人の男たちのドラマを中心に描かれる。
本予告は、晃、龍太、瞬らの境遇、そして、晃と龍太にとって、2人の対決が前に進むために避けて通れない闘いであることを伝えるもの。主人公にもかかわらず、晃のセリフは終盤の「やっぱこれだよな」という一言のみ。本編でもセリフの少ない役柄を、森山が全身を使って表現している。映像の中盤からは石崎ひゅーいが書き下ろした主題歌「Flowers」が、3人の男たちの心情を代弁するかのように流れ、負け犬たちのドラマをより一層盛り上げている。
石崎は、「現場で監督とお話させて頂いた時、印象的だったのが『普通だったら映画の主人公になり得ない、世間の誰にも相手にされない奴がクライマックスにリングの上で光を浴びるストーリーを作りたい』と仰っていた事でした」と振り返り、「この歌は『僕』の歌じゃなくて『僕ら』の歌です。『アンダードッグ』というリングに立たせて頂いた事、そして一緒に戦える事に心底興奮しています」とコメントを寄せている。
物語を支える全キャスト陣も解禁。晃の妻・佳子を水川あさみ、晃が日銭を稼ぐデリヘル店にやって来る謎めいた女・明美を瀧内公美が演じる。龍太を養護施設時代から支える妻・加奈に萩原みのり、瞬の恋人・愛には冨手麻妙と、実力派女優陣がドラマに強さと健気さを添えている。また、晃と腐れ縁のデリヘル店の店長・木田を映画監督でもある二ノ宮隆太郎、ベテランデリヘル嬢・兼子を熊谷真実が演じる。瞬の父で有名俳優の幸三郎に風間杜夫、晃にチャンピオンの夢を託した父・作郎には柄本明が扮する。
さらにボクシング界から、元WBA世界スーパーバンタム級王者の佐藤修や元WBA世界ミドル級王者の竹原慎二が参加。お笑い界からは、プロボクサーでありトレーナーライセンスも取得している山本博(ロバート)、武組常連の友近をはじめ、バッファロー吾郎A、好井まさお、じゅんいちダビッドソン、ツムラフェスティバル、ジャッキーちゃんらも応援出演を果たした。
映画『アンダードッグ』は、11月27日より[前編・後編]同日公開。