クランクイン!

  • クラインイン!トレンド

東京国際映画祭グランプリのデンマーク映画『わたしの叔父さん』公開決定

映画

映画『わたしの叔父さん』場面写真
映画『わたしの叔父さん』場面写真(C)2019 88miles

 第32回東京国際映画祭(2019年)コンペティション部門にて最高賞の東京グランプリ/東京都知事賞を獲得したデンマーク映画『わたしの叔父さん』(原題『Onkel』)が、2021年1月29日よりYEBISU GARDEN CINEMAほかにて全国順次公開されることが決まった。

【写真】映画『わたしの叔父さん』場面写真

 本作は、デンマークの静かで美しい農村で、年老いた叔父と家畜の世話をしながら暮らす若いめいのクリスが、かつて抱いていた夢や恋愛に葛藤する愛の物語。出演は、イェデ・スナゴー、ペーダ・ハンセン・テューセン、オーレ・キャスパセン、トゥーエ・フリスク・ピーダセン。監督はデンマーク映画界の新鋭フラレ・ピーダセン。同監督は、淡々とした日常の中にさりげなくユーモアを効かせ、家族の心の機微を細やかに描く演出について、『東京物語』をはじめとする小津安二郎監督作品から学んだと語っている。

 東京国際映画祭の授賞式では、チャン・ツィイー審査委員長が「この映画は、詩のような語り口で、我々に穏やかに物語ってくれました。監督は抑制的で、繊細なカメラワークをもって、忘れ去られる人間の情感をとても力強く表現しました」と絶賛した。

 デンマーク・ユトランド半島の静かで美しい農村。27歳のクリスは幼い頃に家族を亡くして以来、叔父さんと2人で暮らしてきた。毎朝早く起きて、足の不自由な叔父さんの世話をし、家業の酪農の仕事をこなす。夕食の後はコーヒーを入れてくつろぎ、週に一度買い物に出かける。そんな決まった毎日を繰り返すクリスだったが、ある出来事をきっかけに、かつて抱いていた獣医になる夢を思い出す。さらに教会で出会った青年マイクからデートに誘われ、次々と訪れる変化に戸惑いながらも胸のときめきを隠せない。将来の夢と恋に悩むクリスに気付いた叔父さんは、めいの幸せをそっと後押しするが…。

 なお、本作は2月28日に一時休館が決定しているYEBISU GARDEN CINEMA休館前の最後のロードショー作品となる。

 映画『わたしの叔父さん』は、2021年1月29日より全国順次公開。

この記事の写真を見る

関連記事

あわせて読みたい


最新ニュース

  • [ADVERTISEMENT]

    Hulu | Disney+ セットプラン
  • [ADVERTISEMENT]

トップへ戻る