サム・ライミ製作『ザ・グラッジ 死霊の棲む屋敷』、恐怖シーン撮影の現場とは 特別映像公開

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映画『死霊のはらわた』シリーズや『スパイダーマン』を手掛けたサム・ライミが製作を務めるホラー映画『ザ・グラッジ 死霊の棲む屋敷』より、撮影現場の裏側やスタッフ&キャストのコメントなどを収めた特別映像と新たなビジュアルが解禁された。
【写真】映画『ザ・グラッジ 死霊の棲む屋敷』撮影の様子、新ビジュアルも
清水崇監督の『呪怨』シリーズをサム・ライミが再び映画化し、「呪い」をテーマに新たな恐怖を仕掛けてくる本作。主演は、映画『ナンシー』、『オブビリオン』などに出演した女優アンドレア・ライズボロー。そのほか、『明日を継ぐために』でアカデミー賞主演男優賞にノミネートされた実力派俳優デミアン・ビチルなどが出演する。監督・脚本は、『ピアッシング』のニコラス・ペッシェ。
森林地帯で車に乗った状態の変死体が発見された。一報を受けて、マルドゥーン刑事(アンドレア)は、グッドマン刑事(デミアン)と共に現場にかけつける。道路が閉鎖されていたこともあり、死体は何ヵ月も放置され腐敗していた。
遺された所持品から、死体の住所が“レイバーン通り44番地”だと明らかになる。そこは、2年前にグッドマン刑事が担当し、いまだに強烈な印象を残している「ランダース事件」の現場だった。過去の事件と死体との関連性を疑ったマルドゥーン刑事は、単身でランダース事件の舞台となった屋敷を訪れる。そこで彼女はただならぬ存在の気配を感じ…。
特別映像は、恐怖シーン撮影の現場や特殊メイクの裏側、スタッフ&キャストのコメントに加え、本編のショッキングなシーンを盛り込んだ作品の魅力に迫る内容。まず最初に製作総指揮のスカイラー・ワイスが登場し「『ザ・グラッジ』は『呪怨』の英語版で、日本のシリーズ作品のリメイクです。恨みを持った霊の話で、怒りを抱えたまま人が死に、その死が不条理で納得できないと霊がそこに残り、人々を襲う」と作品を説明する。
続いて、グッドマン刑事役のデミアン・ビチルが「(監督の)ニコラス・ペッシェは頭がいい。彼の脚本は素晴らしい。最善の方法で語ろうという意図が明らかでした」と監督を称賛。製作のサム・ライミも「今作は楽しみでした。監督のニックを知り合って、彼なら面白くしてくれると思えたからです」と語る。
この後さらに、俳優陣が次々と登場。ローナ・ムーディ役の女優ジャッキー・ウィーヴァーは「ニックと組むのは楽しい」、ピーター・スペンサー役のジョン・チョーは「ホラー映画としては、他にはない作品になりました」、ウィリアム・マシソン役のフランキー・フェイソンは「このホラー映画の舞台は、ありふれた日常です。シングルマザーもいれば、50年連れ添った夫婦もいて、妻は認知症に苦しんでいる」、ウィルソン刑事役のウィリアム・サドラーは「ザ・グラッジとは恨みです。間違った存在で、恨みが晴らされるまで休むことはない」、フェイス・マシソン役のリン・シェイは「“恐怖”は魅力的なテーマだと思います。思い切り恐怖を味わったあと、家に帰れば解放される」と口々に語る。
映像の後半では再び製作総指揮のワイスが登場し「霊と同じくらい、怖くてグロくて驚くのは、登場人物の行為です。最も極端な例は、フェイス・マシソンの死です」とコメント。続いて、リン・シェイ演じるフェイスが階段から落ちて無残な最期を遂げるシーンの裏側が、現場の映像とスタッフのコメントによって詳細に明かされていく。同シーンについてリンは「血みどろのホラーは、うまくいくとすごく楽しい」と笑顔で語っている。
映画『ザ・グラッジ 死霊の棲む屋敷』は10月30日より全国公開。