スパイク・リー監督、第74回カンヌ国際映画祭で審査員長に

『マルコムX』『ブラック・クランズマン』のスパイク・リー監督が、第74回カンヌ国際映画祭で審査員長を務めることが発表された。リー監督は昨年も審査員長に任命されていたものの、新型コロナウイルスの影響で、通常通りの開催が中止されていた。
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Deadlineによると、現地時間16日、同映画祭のピエール・レスキュール会長は「数ヵ月間、確かな事が何も決められない状況で、スパイク・リーは我々を励まし続けてくれました。このサポートがついに実を結びました。今の困難な状況下で、彼のパワフルな人柄は、これ以上望むべくもない最適な人物です」と、声明を発表した。
リー監督は、デビュー作の『シーズ・ガッタ・ハヴ・イット』をはじめ、これまで7作品を同映画祭に出品。念願のアカデミー賞脚色賞を手にした『ブラック・クランズマン』もカンヌで初お披露目し、グランプリを受賞している。
カンヌ国際映画祭は例年5月に開催されるが、今年は開催時期を遅らせて現地時間7月6日から17日まで開催される予定。他の審査員と公式選出作品は、6月はじめに発表されるという。