『戦メリ』盗難されたポスター、無事に返却される
映画
15日に東京・新宿武蔵野館で盗難された映画『戦場のメリークリスマス』のポスターが、無事返却されたことが配給会社より発表された。
【写真】デヴィッド・ボウイ、坂本龍一、ビートたけしが共演『戦場のメリークリスマス 4K修復版』場面写真
盗難の被害に遭ったのは、『戦場のメリークリスマス』の場面が切り取られた、1点しかない希少な海外版ポスター。同ポスターは、映画『戦場のメリークリスマス 4K修復版』『愛のコリーダ 修復版』の上映を記念して新宿武蔵野館で開催されていたポスター展に展示されていた。
配給会社アンプラグドは、「去る3月15日午前に盗難されました『戦場のメリークリスマス』海外版オリジナルポスターにつきまして。本日3月18日に、差出人不明で新宿武蔵野館に返却されたという連絡を受けました」と発表。「弊社も先ほど劇場に伺いまして、それが現物であることを確認いたしました」と報告し、「弊社としましては、ポスターが無事戻りましたので、権利元である大島渚プロダクション様とも協議いたしまして、これ以上の詮索は行わないつもりでございます。ただし警察によりますと、捜査は今後も継続されるとのことです」としている。
盗難を受け中止となっていたポスター展は、安全面を考慮し、同劇場にてレプリカ版のポスター展示に変更のうえ、再開する。今回盗難されたポスターに関してもレプリカとして展示する予定。映画の上映は当初の予定通り4月16日より行われる。
今回の上映は、大島渚監督作品が2023年に国立機関に収蔵される予定のため、最後の大規模ロードショーとして企画されたもの。大島監督の最大のヒット作と問題作を初めてデジタル素材に修復し、スクリーンで観られる貴重な機会となる。
映画『戦場のメリークリスマス 4K 修復版』は4月16日より、『愛のコリーダ 修復版』は4月30日より、ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国順次公開。
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