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『戦メリ』1点ものの貴重ポスターが盗難 ポスター展が中止に 情報提供呼びかけ

映画

映画『戦場のメリークリスマス』盗難されたポスター

映画『戦場のメリークリスマス』盗難されたポスター(C)大島渚プロダクション

 4月16日より公開される、大島渚監督の最大のヒット作と問題作を初めてデジタル素材に修復した『戦場のメリークリスマス 4K 修復版』『愛のコリーダ 修復版』。映画の公開を記念し、新宿武蔵野館にて開催されていた本作のポスター展で、3月15日に貴重なオリジナルポスターの盗難が発生。展示は中止され、現在配給会社が情報を求めている。

【写真】デヴィッド・ボウイ、坂本龍一、ビートたけしが共演『戦場のメリークリスマス 4K修復版』場面写真

 本ポスター展は、2作品の公開に先駆け、大島渚プロダクションより、収蔵されていた膨大な資料の中から特別に展示を許可された、初公開当時の世界各国の貴重なオリジナルポスターを展示したもの。開催中の3月15日朝に、何者かがポスターケースのネジを外して、オリジナルポスター1枚を持ち去るという盗難事件が発生した。

 盗難の被害に遭ったのは、『戦場のメリークリスマス』の場面が切り取られた、1点ものの大変貴重な海外ポスター。

 配給会社アンプラグトは、警察署に被害届を提出し、劇場側と協議してポスター展の中止を決定。差し替えとなる展示内容については現在、レプリカを使った展示を検討しているという。また本件に関し、何か情報を情報を持っている場合は連絡(03‐6434‐7460)して欲しいと呼びかけている。

 松竹ヌーヴェルヴァーグを生み、差別や犯罪など社会のひずみと闘い続けた映画監督・大島渚の最大のヒット作『戦場のメリークリスマス』(1983)は、デヴィッド・ボウイ、坂本龍一、ビートたけし、内田裕也など、本業が俳優ではない顔ぶれをメインキャストに迎え大ヒットした、戦闘シーンが一切登場しない異色の戦争映画。ボウイ演じる捕虜ジャック・セリアズ少佐に、坂本ふんするヨノイ大尉がいつしか引かれていく様や、粗暴なハラ軍曹(ビートたけし)と温厚な英国人捕虜ロレンス(トム・コンティ)の奇妙な友情など、東洋と西洋の文化の対立や融合を描く。

 『愛のコリーダ』(1976)は、1936年に起きた実在の猟奇事件「阿部定事件」を題材に、松田英子と藤竜也が狂おしいほど求め合う男女を演じた恋愛映画。後に同名書籍を巡って裁判に発展するなど、大きな注目を浴びた。

 映画『戦場のメリークリスマス 4K 修復版』は4月16日より、『愛のコリーダ 修復版』は4月30日より、ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国順次公開。

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