比嘉愛未、監督・佐々部清さんの言葉を「一生心に刻んでお芝居していきたい」
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俳優の三浦貴大と女優の比嘉愛未が29日、都内で行われた映画『大綱引の恋』佐々部清監督1周忌追悼イベント舞台あいさつに、共演の松本若菜、中村優一、升毅、石野真子、西田聖志郎とともに出席。比嘉が、同作の監督で2020年3月31日に62歳で急逝した佐々部清さんの言葉に「一生心に刻んでお芝居していきたいと思えた」と感じたことを明かした。
【写真】三浦貴大、比嘉愛未らが登壇した『大綱引の恋』舞台あいさつ
本作は、鹿児島県薩摩川内市に420年続く勇壮な川内大綱引きに青春をかける鳶の跡取りと、甑島に勤務する韓国人女性研修医との切ない恋、そしてその2人を取り巻く家族模様を描く愛の物語。主人公・有馬武志を三浦が、ヒロインのヨ・ジヒョンを知英が演じる。
佐々部監督の遺作となった同作。三浦は「僕自身はこの作品に関われて本当に幸せでした」、比嘉は「この混沌とした状況のなかで、無事に映画が公開されるということで、本当にそれだけでもすごくありがたいことだなとしみじみとうれしく思います」とそれぞれあいさつした。
新型コロナウイルスの感染拡大による影響で来日を果たせなかった知英と、本作に主題歌楽曲「Story」を提供したアーティストのAIからはビデオレターにてメッセージが届けられた。知英は「町も風景も、人々も食べ物も本当に良かったので、いつかまたぜひ必ず、鹿児島に行きます」と撮影地・鹿児島に思いを馳せ、「韓国と日本の文化交流がある町だったので、そういうところが私は本当にうれしかった。早くコロナが終わって、公開日には皆さんと目を合わせて話せるようになったらいいなと心から祈ってます。またお会いしましょう」と笑顔で手を振った。
また比嘉は「キャストのみなさんもスタッフさんも個性豊かでした。毎日のように居酒屋で自然とみんなが集まって。そういう撮影以外でも過ごした時間がこの作品にも染み込んでいる」と現場の様子を回顧。さらに「佐々部監督が大好きで、いつか佐々部組の一員になりたいと思っていたところ、クランクアップの時に『これで愛未も佐々部組の一員だな』っておっしゃってくださったんです。その言葉はずっと忘れないですし、一生心に刻んでお芝居していきたいと思えたので、本当に出会わせてくれたのはこの作品で感謝しかないです。それくらい愛情がいっぱい詰まった作品」と佐々部監督と作品への思いを語った。
映画『大綱引の恋』は5月7日より全国公開。
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