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『シン・エヴァ』庵野秀明総監督、大ヒット御礼 ラストカット“あるポイント”に「気づいていただけると」

アニメ

映画『シン・エヴァンゲリオン劇場版』大ヒット御礼舞台あいさつに登壇した(左から)緒方恵美、庵野秀明総監督、鶴巻和哉監督、前田真宏監督
映画『シン・エヴァンゲリオン劇場版』大ヒット御礼舞台あいさつに登壇した(左から)緒方恵美、庵野秀明総監督、鶴巻和哉監督、前田真宏監督 クランクイン!

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 公開中の映画『シン・エヴァンゲリオン劇場版』の庵野秀明総監督が11日、同作の大ヒット御礼舞台あいさつに鶴巻和哉監督、前田真宏監督、声優の緒方恵美と共に登壇。本作にまつわるトークを行い、「映画館に足を運んでいただいて感謝しています」と日本中の観客に感謝を伝えた。

【写真】深々と礼をして、感謝を述べた庵野秀明総監督

 本作は、1995年にテレビ放送されて社会現象を起こした『新世紀エヴァンゲリオン』の新劇場版シリーズ第4部にして完結編。

 庵野総監督は「僕がエヴァ関連で表に出るのは、最初の制作発表のときと、1本目が春に間に合わないとき『すみません』と謝罪した会見のとき以来」とあいさつ。今回登壇した理由について「今日は皆さんに、直接、スタッフの代表としてお礼を言う最後のチャンスかなと思って出ることにしました」と述べた。

 本作は興行収入70億円、累計観客動員数460万人を突破(4月7日発表時点)。「本当にありがたい。前作の『Q』を超えた。80(億円)ちょっと行ったら、僕が前に総監督やった『シン・ゴジラ』(2016)を超えてくれる。そこをいってくれたら、僕の中では(興収の)レコードになる。あと、100(億円)いってくれると、アニメ業界の活性化にいい。『鬼滅』とか新海(誠)さん(の作品)が100を超えるのは当たり前。ジブリもそう。『エヴァ』ってロボットアニメなんですよ。ガンダムですら100はいっていない。こんなニッチなロボットアニメで100を目指せるのはありがたいこと。こういうものでも100いくのはアニメ業界に本当にいい」と話した。

 本作の制作は、実写映画のノウハウも駆使した。庵野総監督は「時間もお金もかかるけど、自主制作なのでそこはなんとか。本当に大変なのでやらないほうがいいです」と話して、緒方の「壮大な自主制作ですね…」という感想を誘いつつ、「実写とのハイブリッド(制作)は、『序』の頃からちょっとずつやっていた。『シン・ゴジラ』は、『:Q』と『シン』の間が空いてできた。『シン・ゴジラ』を作っていなかったら『シン・エヴァ』はこうならなかった。あの映画をやらせてもらって良かった。ありがたい」と感謝した。

 また、3月22日にNHK総合で放送された番組『プロフェッショナル 仕事の流儀』が話題となった庵野総監督。放送は「見ていない。僕は、僕が映っているものは見ない。嫌だから」と言い、“4年の長期密着”といううたい文句に対して「(現場に)4年ベッタリいるわけではない。間に、何ヵ月も来てない時期もある。『これ撮っときゃいいのに』というのは現場でけっこうあった。本当にいいところに来ていない」と庵野節をさく裂させた。

 さらに、本シリーズは「僕の好きなものかスタッフの好きなもので構成されている。その中には小ネタもいっぱいある」と明かし、「ラストカットの実写はものすごいお金をかけて、(自身にとって)好きなものを1個入れている。それは気づいていただけると幸いです」とアピール。

 イベント最後には「作品を『面白い』と言ってくださって、そして(コロナ禍の)こういう厳しい時期に、映画館に足を運んでいただいて感謝しています。本当にありがとうございました」と深々と頭を下げた。

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