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宇宙に初めて行ったのは犬――犬を取り巻く過酷な現実を映し出す『犬は歌わない』予告

映画

映画『犬は歌わない』場面写真
映画『犬は歌わない』場面写真(C)Raumzeitfilm

 世界初の“宇宙飛行犬”ライカを軸に、犬の目線で社会を映し出すキュメンタリー映画『犬は歌わない』が、6月12日より公開されることが決定。予告編と場面写真が解禁された。

【動画】犬の目線で現代社会を見つめるドキュメンタリー『犬は歌わない』予告編

 1950年代、東西冷戦の時代。ソビエト連邦は宇宙開発に向けて様々な実験を繰り返していた。その中の一つがスペース・ドッグ計画。人間の宇宙飛行が可能か検証するため、数十回に渡り犬を宇宙空間へと送っていた。

 本作は、スペース・ドッグ計画により、1957年に世界初の“宇宙飛行犬”として、人工衛星「スプートニク2号」に乗り込んだ雌犬ライカをメインに描くドキュメンタリー。宇宙開発、エゴ、理不尽な暴力、犬を取り巻くこの社会を、ソ連の宇宙開発計画のアーカイブと地上の犬目線で撮影された映像によって描き出していく。監督は、オーストリア出身のエルザ・クレムザーと、ドイツ出身のレヴィン・ペーター。

 かつてはモスクワの街角を縄張りにする野良犬だった、世界初の“宇宙飛行犬”ライカ。宇宙開発に駆り出された彼女は、宇宙空間に出た初の生物であり、初の犠牲者となった。時は過ぎ、モスクワの犬たちは今日も過酷な現実を生き抜いている。そして街には「ライカは霊として地球に戻り、彼女の子孫たちと共に街角をさまよっている」という都市伝説が生まれていた―。

 予告編では、ソ連の宇宙開発計画に駆り出された犬たちのアーカイブ映像と、現代のモスクワに生きる野良犬たちの姿が交差しながら映し出されていく。過酷な状況に置かれた犬たちの映像に、「まるでタルコフスキーが監督したディズニー映画(CineVue)」「別の惑星で撮ったような魅力的なビジュアルに満ちあふれている(The New York Times)」と本作に寄せられた映画評や、「野良犬が大気圏外に出る。宇宙犬がストリートに生きる。そして交錯する60年以上前のモスクワと現代のあなた。あなたは犬か? あなたは野生か?」という、小説家の古川日出男のコメントが添えられている。

 映画『犬は歌わない』は6月12日より全国順次公開。

映画『犬は歌わない』予告編

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