岡田将生、芳根京子に“近未来のプロポーズ”『Arc アーク』本予告&ポスター解禁
女優の芳根京子が主演を務める映画『Arc アーク』より、岡田将生演じる科学者がヒロインにプロポーズする場面などを収めた本予告と本ポスタービジュアルが解禁された。
【動画】映画『Arc アーク』本予告
SF作家ケン・リュウの短編小説『円弧(アーク)』を石川慶監督が映画化した本作は、人類史上初めて永遠の命を得た女性の人生を描く、驚嘆と不思議(=センス・オブ・ワンダー)に彩られたエンターテインメント作品。
芳根は主人公・リナにふんし、一人の女性の17歳から100歳以上までを演じ抜くという、キャリア史上最難関の役どころを繊細かつ大胆に演じきった。そのほか、リナが勤めるエターニティ社の責任者エマに寺島しのぶ。エマの弟で天才科学者である天音役に岡田将生。さらに、物語の重要なカギを握る人物を倍賞千恵子、風吹ジュン、小林薫が演じている。
本予告は、人類史上初めて永遠の命を得た女性・リナ(芳根)の長い長い人生の一部を垣間見ることができるもの。舞台は、人類が必ず訪れる“死”への抵抗を試みていたそう遠くない未来。自由を求めて生きていたリナは、<プラスティネーション>という遺体を美しい姿のまま永久に保存する技術の第一人者であり、後に彼女の人生の師となるエマ(寺島しのぶ)と出会う。そして、エマの元で初めて<プラスティネーション>の技術に触れ、次第に才能を発揮していく。
一方、エマの弟である天音(岡田)はこの技術を発展させ、遂にストップエイジングによる不老不死の技術を完成させることに成功。この世紀の発明を世間に発表する記者会見で、天音は不安を抱えるリナの手を優しく包み込む。やがて天音と恋に落ちたリナは、彼と過ごす人生で一番幸せな瞬間で歳を重ねることを止め、永遠の若さと命を得る決心をする。「“死が2人を分かつまで”。この一節はいずれ誓いの言葉から消えるだろうね」という言葉と共に、天音から指輪をはめてもらいほほえむリナ。
しかしこのストップエイジングの技術は、「持つ者」と「持たざる者」に世界を二分してしまうことを意味していた。賛否両論が巻き起こり社会は混乱するが、リナは「これからは私が、自分の生き方でそれを証明していきます」と力強く宣言する。
映像では、普遍的な自然やレトロな建築物を存分に活かしたロケーションが広がり、SF作品でありながらどこか懐かしいアナログな世界観が展開。さらに挟み込まれるモノクロの映像では、風吹や小林らベテラン俳優たちが作品の鍵を握る老夫婦として登場し、リナの人生に大きな影響を与える様子が映し出される。そして最後は、「自由に生きなさい。罠にかからないように…」というエマの意味深なセリフで締めくくられている。
本ポスタービジュアルは、リナの決意に満ちた表情を色彩豊かに表現したもの。その横には「私は世界に触れる」というキャッチコピーが添えられており、不老不死が実現した世界でリナがどのように決断を下すのか想像が膨らむビジュアルとなっている。
映画『Arc アーク』は、6月25日より全国公開。