『ドラゴン桜』“藤井”鈴鹿央士に「号泣」と感動の声 “嫌われ役”から大きく成長
阿部寛主演のドラマ『ドラゴン桜』(TBS系/毎週日曜21時)の最終回が27日に放送。東大2次試験中に、受験生から嫌がらせを受けた健太(細田佳央太)のために、体を張って助けた藤井(鈴鹿央士)。この姿にネット上では「号泣」「痺れた」など感動の声が多数寄せられた。藤井は本作で特に大きな成長を遂げたキャラクターの一人だった。
【写真】「号泣」の声が上がった藤井(鈴鹿央士)が健太(細田佳央太)を助けるシーンほか、最終回から藤井の出演シーンを振り返る
ついに迎えた東大2次試験。それぞれが緊張と不安の中で試験に向かうが、試験中にじっとしていられない健太は、隣と後ろの受験生からイスを蹴られるなどの嫌がらせを受ける。
その後の昼休み。テントウムシを見つけて観察しているところに、健太に嫌がらせをした受験生2人がやってくる。2人は健太の胸ぐらをつかむなどして「虫けら野郎」と侮辱する。
その姿を見かけた藤井。桜木(阿部)の“テスト本番は自分のことだけを考えろ”というアドバイスが頭によぎるも、健太のピンチに黙っていられなくなった藤井は「何も知らないくせに、俺の友達をバカにすんなよ!」と止めに入り、そのときに右手を負傷してしまう。
藤井(鈴鹿央士)は、健太(細田佳央太)を助けるために立ち上がる ドラマ『ドラゴン桜』最終回より(C)TBS
藤井は試験官に、健太が試験中に嫌がらせを受けていたことを報告。「もし何かあったら注意してください」と頼むと、試験官は、試験中に健太のイスを蹴っていた受験生を注意。健太は安心して試験を受けられるようになった。
右手の痛みに耐えながら試験に挑んだ藤井の結果は不合格。藤井が不合格だったのは自分のせいだと気にする健太。しかし藤井は健太を助けたときの心境について「なんか…うれしくて…前の自分じゃ絶対助けたりしなかった。でも助けに行けたんだ。なんか…そういう自分になれたことが、うれしくてうれしくて。その後の試験も興奮しちゃって…」と明かし、「でも後悔してねぇからな。健太気にすんなよ」と声を掛ける。
そんな藤井に桜木は「俺は自分のことだけ考えろと言ったんだ。この大バカヤローが!」と怒鳴るが、「だがな、今のお前だったら次は受かる。確実にな」と断言。藤井は「言ったからな。確実って」と涙を浮かべながら笑って見せるのだった。
藤井が健太を助けるシーンには「健太を守ったのまじでカッコよかったよ!!藤井!!!」「健太のために怒る藤井くんに号泣しました」といった声がネット上に多数上がった。
物語の前半では、自身の弱さから東大専科メンバーを見下し、悪態をつく“嫌われ役”ながらも、後半に進むにつれて、人間的に大きく成長を遂げた藤井。そんな彼に「藤井くん成長物語だった」「自分の弱さに向き合う姿にすごく感動したし励まされた」「この物語で1番のMVPは藤井くん」「東大への切符は手に入れられなかったけど、人間として素敵なものを手に入れた藤井くん」と感動の声が押し寄せていた。