『テミスの不確かな法廷』齋藤飛鳥、クールさの内に秘めた熱演 松山ケンイチも絶賛
元乃木坂46の齋藤飛鳥が、24日に放送されたドラマ『テミスの不確かな法廷』(NHK総合/毎週火曜22時)第6話で、圧巻の演技を見せた。
【動画】『テミスの不確かな法廷』第6話で熱演を見せた齋藤飛鳥
本作は、作家・直島翔の同名小説を実写化した法廷ヒューマンドラマ。発達障害を抱えた裁判官・安堂清春(松山ケンイチ)が、自らの特性と向き合いながら難解な事件に挑む姿を描く。
齋藤が演じるのは、一家4人が惨殺された「前橋一家殺人事件」の犯人とされ、死刑を執行された父を持つ女性・吉沢亜紀。事件から25年が経った今、父の無罪を信じ、2度目の再審を求めて闘うことを決意するという役どころだ。
法廷での陳述シーンでは、亜紀が父との記憶をたどりながら思いを語る。彼女は結婚し、息子を授かっていた。
「今回、2度目の再審請求をするにあたり、家族に止められました。でも、それでも、生まれてきた息子に…息子に父のことをちゃんと話したい。私しか証明してあげられない。父はやってない。犯人じゃない。私は、それを知っている。検察にある証拠を出してください。それで父の無罪は証明できるはずです」。そう、声を震わせながら訴え、目には涙があふれる。そして「お願いします…お願いします…お願いします」と繰り返す姿は、静かに感情を高めながら観る者の胸を打った。
また、父が遺したビデオテープを見つけ、涙を流す場面も印象的だった。このシーンは齋藤にとって撮影初日の収録だったという。演出の富澤昭文監督は、番組公式サイトのインタビューで、「非常に難しいお芝居だったと思いますが、目の表情から亜紀の葛藤や裁判への思いが強く感じられました」と振り返っている。
さらに主演の松山ケンイチも、2月14日放送の『土スタ』(NHK総合/毎週土曜13時50分)に出演した際、齋藤演じる亜紀について「感情的になる演技が多いんですよね」と語り、そんな中でも、「エネルギーが落ちない。ずっと高い状態でパフォーマンスしていて、それがすごいなと思っていました」と、齋藤の演技を称賛。放送後、自身のXでも「6話観ましたか?齋藤飛鳥さん、凄かったですよね」と投稿していた。
齋藤は、乃木坂46在籍時から感情をあらわにするタイプではなかった。2021年から続くレギュラー番組『ハマスカ放送部』(テレビ朝日系)でも、自身の内面を多く語ることはなく、テンションも一定である。グループ卒業後は感情の起伏を見せる場面も増えたが、それでもどこかクールな印象は変わらない。
しかしアイドル時代から、ライブなど、“ここぞ”という場面では、強い熱量を放つパフォーマンスで観客を魅了してきた。13歳で芸能界入りし、長年の経験を重ねてきた彼女は、一瞬にして集中力を高め、高い密度の感情を表現する術を心得ているのだろう。今回の亜紀という役は、その蓄積が発揮されているように感じた。
物語は残すところあと2話。「前橋一家殺人事件」の行方はどうなるのか。齋藤がこの役を通して、さらにどのような表情を見せるのか、最後まで注目したい。(文:堀タツヤ)
ドラマ10【#テミスの不確かな法廷】
— NHKドラマ (@nhk_dramas) February 24, 2026
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吉沢(#齋藤飛鳥)涙の陳述
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6話はこちらから見られます
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