『サンダーバード』新作映画が2022年公開決定 当時のラジオドラマ脚本を映像化
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特撮人形劇『サンダーバード』の新作映画『サンダーバード５５／ＧＯＧＯ』が2022年に劇場公開される。テレビシリーズの日本放送開始から55周年を祝して発足された「サンダーバード55周年プロジェクト」の目玉企画として、特撮の日である7月7日に発表された。日本でのオリジナルの新作公開は、1968年に公開された『サンダーバード6号』以来54年ぶりとなる。
【写真】「サンダーバード55年プロジェクト」販売グッズ＆ロゴビジュアル
1965年にイギリスで、翌1966年には日本でも放送開始したテレビシリーズ『サンダーバード』。英国テレビ界の名匠ジェリー・アンダーソンの代表作にして、スーパーマリオネーションと呼ばれる独自の撮影手法を駆使した特撮人形劇の最高傑作として名高く、人形の独特な動きやユニークな近未来的メカデザイン、人形劇とは思えないダイナミック特撮描写はテレビ界の常識を塗り替えたとも言われている。
劇場用長編版も2本製作されているほか、2004年には実写版リメイク、2015年には新たにCGアニメーションが制作。日本での人気は絶大で、『ウルトラセブン』をはじめとした黎明期から『シン・ゴジラ』に至るまで、数々の日本特撮、ロボット・SFアニメ作品にも多大な影響を与えた特撮界の伝説的作品として有名だ。
「サンダーバード55周年プロジェクト」の目玉企画として公開される本作は、本国イギリスの熱狂的なサンダーバードファンのクラウドファンディングによって制作された3話のエピソードを日本公開用に独自に再編集した特別版。当時ラジオドラマとして書かれた脚本をもとに、初めて映像化される。オリジナルへのオマージュとして、スーパーマリオネーションの伝統的な技術を駆使して撮影され、完全新作として甦えらせた。
「サンダーバード55周年プロジェクト」では、9月7日のシネマコンサートをはじめ、名作プラモデル、ダイキャスト、レプリカ人形、ボールペンなどグッズ販売を実施。BS10スターチャンネルでも、9月より長期特別企画がスタートする。
映画『サンダーバード５５／ＧＯＧＯ』は2022年劇場公開、デジタル配信。
