『イン・ザ・ハイツ』スケールアップした劇中歌&感動シーン収めた特別映像解禁
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トニー賞4冠(作品賞・楽曲賞・振付賞・編曲賞)とグラミー賞最優秀ミュージカルアルバム賞を受賞した同名タイトルの傑作ミュージカルを映画化した『イン・ザ・ハイツ』より、主要キャラクターの印象的な場面を劇中歌と共に収めた特別映像「CHANGE THE WORLD」が解禁された。
【動画】映画『イン・ザ・ハイツ』特別映像「CHANGE THE WORLD」
本作は、トニー賞最優秀作品賞をはじめ11部門を受賞したミュージカル『ハミルトン』で脚本・作曲・作詞・主演の全てを担当したリン=マヌエル・ミランダが、作曲・作詞・主演を務めた処女作となる同名ミュージカルを映画化。ニューヨークの片隅に取り残された街、ワシントン・ハイツを舞台に、夢に踏み出そうとする若者たちと人々の絆を描く。
監督は、映画『クレイジー・リッチ!』のジョン・M・チュウが務め、キャストには『アリー/スター誕生』のアンソニー・ラモス、『キングコング:髑髏島の巨神』のコーリー・ホーキンズ、シンガーソングライターのレスリー・グレースらが集結している。
ニューヨークの移民の街“ワシントン・ハイツ”で育ったウスナビ(アンソニー)、ヴァネッサ(メリッサ・バレラ)、ニーナ(レスリー)、ベニー(コーリー)は悩みながらも、自分の夢に向かって一歩踏み出し、前へ進もうともがいていた。特別映像「CHANGE THE WORLD」は、そんな彼らのダンスや歌唱シーンなどの印象的な場面を、劇中歌と共に収めたもの。
いつか故郷のドミニカに帰り、父親が経営していたバーを再建したいと願いながら窓から外の様子を切なく眺めるウスナビ。ファッション・デザイナーになる夢を叶えるために日中美容院で働きながら勉強に励むヴァネッサ。そんな映像が連なっていく中、ニーナに恋心を抱くベニーが「今この時に言わせてくれ。君は世界を変える人だ」と歌う場面で感動がより盛り上がる。
本作で披露される楽曲は、ブロードウェイ・ミュージカル版とは編曲が異なり、フルオーケストラの演奏による映画仕様。さらに代役はいっさい使っておらず、すべてキャストによる実演だ。本作で披露されるスケールアップした劇中歌は「舞台版のファンにも満足してもらえるはず」と、製作のアンソニー・ブレグマンは自信をのぞかせている。
メガホンをとったジョン・M・チュウ監督も、撮影を振り返り「一人ひとりが自力で歌い、踊る姿に胸が熱くなりました」とコメント。続けて「この名作をどう映像化し、スケールアップし、話を膨らませるのか。そんな質問をさんざん受けましたが、キャラクターの内面に注目しました。それぞれが抱える思いを拡大したかったんです。人の志にスケールの大小はありません。人間の夢や希望はどれも壮大だし、月や無人島を冒険するよりもスケールが大きい。ワシントン・ハイツの住民の願いや未来を描くのは何よりも楽しかった」と作品に込めた想いを明かす。
そして「作中の登場人物には、どんな試練にも勝る夢があります。その志は最大級のスケールをもって描くにふさわしい。だれもが困難を抱えながら、自分の夢を高々と掲げます。その姿を目に焼きつけていただければと願っています」と語っている。
映画『イン・ザ・ハイツ』は7月30日より全国公開。