スプラッターすぎて映倫が脚本審査拒否! 『真・事故物件』公開決定
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タレント・女優の海老野心が映画初出演で主演を務めるホラー映画『真・事故物件/本当に怖い住人たち』が、2022年2月18日より全国公開されることが決まった。ただ、映画倫理機構(映倫)からは、スプラッターすぎる描写のため、提出した脚本のままでは国内での上映は認められないと通告されたという。
【写真】『真・事故物件/本当に怖い住民たち』イメージ写真
オカルトメディア・TOCANAの角由紀子編集長が原案を手掛ける本作は、心霊系YouTuberたちが事故物件で撮影中に次々と恐怖に襲われる姿を描く。監督・脚本は、スプラッター映画『星に願いを』で長編デビューした佐々木勝己。主演の海老野が映画初出演で血まみれ演技に挑戦するほか、舞台などで活躍中の小野健斗、グラビアアイドルの小島みゆ、RaMu、渋江譲二が共演する。
心霊系Youtuberたちが、ホンモノの事故物件にたどり着き、そこで撮影中に次々と恐怖に襲われる…。その事故物件は過去に日本犯罪史上、最も凄惨(せいさん)なバラバラ殺人事件と言われた事件現場だったことが発覚した―。
審査のため本作の脚本を映倫に提出したところ、あまりにも血みどろ&グロ描写の連続だったため、「この脚本のままの映像だと、R18指定を超えているため審査は通りません。日本国内での上映は認められない、ということです」と通告されたという。配給担当者が「そんな……! どうすれば! 公開日が決まっているのに今更上映NG、というのは無理です!」と泣きついたところ、「修正できる段階のラフ映像を見せてください。その際には監督も同席してください」と、邦画ではあり得ない監督呼び出しとなった。
企画・原案を手がけた角編集長は「怖すぎるホラー映画は時代的にNGというクソみたいな風潮を変えたいという気持ちがありました。天才、佐々木勝己監督には『観客への配慮』など完全無視して本物の地獄をトカナで撮ってくれとお願いし、映画史に残る恐怖を生み出してもらいました」と語っている。
主演の海老野は「初めての映画出演。初めての主役。初めてのホラー映画ということで全てが初めての経験でとても刺激的な毎日でした。昔から、ホラー映画等は好きで拝見させて頂いておりましたが実際に自分が演じるとなると、なんだか不思議な気持ちでいっぱいでした。自分自身と重なる所もあり、演じていてとても楽しかったです」とコメントしている。
映画『真・事故物件/本当に怖い住人たち』は、2022年2月18日より全国公開。