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松本白鸚『ラ・マンチャの男』ファイナル公演決定 娘・松たか子と久々の舞台共演

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 歌舞伎俳優の松本白鸚が1969年の日本初演から主演を務めてきたミュージカル『ラ・マンチャの男』のファイナル公演が、2022年2月に日生劇場にて行われることが決まった。

【写真】松本白鸚&松たか子の共演シーンも!『ラ・マンチャの男』舞台写真

 松本がセルバンテス/ドン・キホーテ役を務めるほか、ドン・キホーテが思い姫と慕うアルドンザ役には松たか子がふんし、2012年公演以来、父・白鸚との久しぶりの舞台共演に臨む。脇を固めるサンチョ役の駒田一、牢名主役の上條恒彦に加え、新キャストとしてアントニア役に実咲凜音、カラスコ役には吉原光夫を迎える。

 『ラ・マンチャの男』は、セルバンテスの小説『英知あふれる郷士ドン・キホーテ・デ・ラ・マンチャ』を原作とし、デール・ワッサーマンの脚本、ミッチ・リーの音楽により舞台化されたミュージカル。劇中では、最初の登場人物である作者セルバンテスが、劇中劇として田舎の郷士アロンソ・キハーナと、キハーナが創り出した人物ドン・キホーテを演ずるという三重構造で物語が進行する。

 日本初演は1969年4~5月。落成して間もない帝国劇場で白鸚(当時は市川染五郎)の主演により上演された。当時26歳だった白鸚は、以降自身のライフワークとして作品と共に歩み続けてきた。翌1970年には、日本人としては初めてブロードウェイからの招待を受けて、単身ニューヨークに渡り、名門マーチンベック劇場にて全編英語のせりふで海外の役者と渡り合い、計60ステージに立った。

 ブロードウェイ初演は1965年。翌66年にはトニー賞ミュージカル作品賞ほか計5部門を受賞。このトニー賞トロフィーは、脚本の故デール・ワッサーマン氏の「この作品にふさわしい人に渡してほしい」という遺志により、記念すべき1200回目公演の日である2012年8月19日の白鸚(当時・松本幸四郎)70歳の誕生日に、ワッサーマン夫人より白鸚に授与された。

 白鸚が77歳を迎えた2019年には、日本初演50周年という記念すべき公演で、通算上演回数が1300回(2019年10月21日昼の部)を突破、今日までの総上演回数は1307回に到達している。

 ミュージカル『ラ・マンチャの男』は、東京・日生劇場にて2022年2月6~28日上演。

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